少し前に吉田修一『7月24日通り』を読む。 7月24日通り (新潮文庫) 作者:修一, 吉田 新潮社 Amazon 裏表紙に『地味で目立たぬOL本田白百合は海が見える自分の町をリスボンに見立てるのがひそかな愉しみ。異国気分で「7月24日通り」をバス通勤し、退屈な毎日をやり過ごしている・・』とあったのが興味を惹き、手に取った。 白百合の住む町というのは長崎のようで、読み始めたあとでこの小説が 『7月24日通りのクリスマス 』というタイトルで映画化されていたのを知った。 わたしにとってリスボンと言えば、沢木耕太郎『深夜特急』である。 その昔のバックパッカーの旅のバイブル!!!(今でもそうなんだろう…