ANSYSで静止摩擦力を計算するにはどうするのかを調査した。そこで、角度θの斜面に質量Mの物体がある場合というもっとも簡単な状況を設定した。 そもそも、ANSYSでの接触の定義は5種類ある: 「ボンド」、「分離しない」、「ラフ」、「摩擦無し」及び「摩擦あり」。このうち、調査すべき接触の定義は「ボンド」と「ラフ」であった。それ以外を検討しなかった理由を、以下の表にまとめた。 接触の定義 検討しない理由 ボンド (検討対象) 分離しない 剛体移動して計算できない。 ラフ (検討対象) 摩擦無し 剛体移動して計算できない。 摩擦あり 動摩擦力を計算するため。 ということで、ボンド結合とラフ結合の条件…