石破総理の初外遊は、ASEAN会合という大舞台になった。三ヵ国はASEAN10ヵ国に加えて、中国・ロシア・米国らがいて新総理の顔を売るいい機会になった。記者会見などの対応も、堂々としたものだったと思う。 しかし、一部には懸念の声もある。党内基盤が弱く総選挙の結果次第では短命に終わるとされる以外にも「アジア版NATO」という主張には疑問符が付く。総理・総裁になって封印したとはいえ、米国ハドソン研究所に英語で論文を載せてしまったのは、勇み足ではなかったか。 今回首脳外交を展開した諸国でも、その点には賛同できないとする意見が目立つ。 ASEAN各国、アジア版NATOへの根強い警戒…中国との関係考慮「…