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ATACS

(一般)
あたっくす

[英] Advanced Train Administration and Communications System
ATACSは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が開発した無線式列車制御システムの愛称。
従来の地上設備主体の列車制御方式に代わり、列車自らが位置を検知して、無線で列車を制御する。起動回路や地上信号機などが不要になり、各種設備のスリム化や、安全性・信頼性の向上、メンテナンスコストの削減などが図れる。

システム概要

従来の「閉塞」という概念をなくし、列車自らが位置を検知する。各列車は、線路内の地上子と、速度計から算出した走行距離を基に列車位置を算出して、無線で地上の装置に送信。地上の装置は全列車の位置を把握し、各列車に対して、ルートと停止位置(停止限界点)を算出して無線で送信する。
各列車は受信した情報を基に、車両性能や線路曲線・勾配など制限速度条件を加味して「速度照査パターン」(ブレーキパターン)を作成し、列車速度がパターンを超えないようにブレーキを制御する。
起動回路や地上信号機、ケーブルなどの地上設備が不要になり、メンテナンスコストの削減が図られるほか、地上設備の故障に起因する輸送障害がなくなり、曲線区間の速度制限など、安全・安定性も向上する。

沿革

2011年10月、仙石線あおば通駅-東塩釜駅間(17.2km)に導入。
2017年秋、埼京線池袋駅-大宮駅間(23.5km)に導入予定。

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