オウテカが2018年に発表した前代未聞の大作『NTS Sessions』。どうやらラジオ局に2時間枠でDJをお願いされた際に、新曲を2時間分持ってきたという話らしい。それが4回分で8時間。CDにして8CD、クラウスシュルツェかあんたらは(笑) Autechre『NTS Sessions』(2018) 内容:★★★★★ (8時間の超大作) オウテカが明らかに変化したのは、アルゴリズムによる作曲を取り入れた『Confield』からで、98年のダンスフロア向け(?)の傑作『LP5』の続作を期待していたところに、全く別のアプローチを行ってきたのであった。 上物の音は刻まれた歪な音であるが、ビートはしっ…