2005年7月現在おそらくフリーソフトでは最強の指し将棋プログラム。2005年6月に公開されて以来話題を集め、2005年の世界コンピュータ将棋選手権で全勝優勝を飾った『激指』の最新の市販ソフト『激指4』と比較しても遜色ない速さと強さを持っていると言われている。中盤、無理気味の仕掛けからうまく手をつないでいく棋風が特徴的。
物理化学者の保木邦仁氏が、カナダのトロント大学での研究生活中に、チェス・プログラムの既存の理論を基にして、自身の専門の制御理論を加えて、開発した。
2006年5月に開催された第16回世界コンピュータ将棋選手権に初出場。6勝1敗で優勝した。この大会の最終日、2004年のアマ竜王・加藤幸男さんがハンデなしで対局し、後手になった加藤さんが作戦勝ちし、アマトップの貫録を示した。
また、2007年3月20日には、ネット棋戦を盛り上げるイベントとして、渡辺明竜王がハンデなしで対局し、快勝した。終局後、渡辺竜王は「思ったよりも強くてびっくりした。実力がプロに迫るくらいまできていると認めないといけない」とコメントしている。
ボナンザVS勝負脳―最強将棋ソフトは人間を超えるか (角川oneテーマ21)
Bonanza 2.1 Commercial Edition