スターリンに対してあれほど無警戒だったのも、自らが戦略的に有利な立場である、と信じていたからではないでしょうか。2018年07月17日以下は日本国民が読むべし月刊誌の一つであるVoice今月号に「ヤルタの不正義をいまこそ正せ、今日のアジアの混乱の元凶」、と題して掲載されている中西輝政(京都大学名誉教授)と渡辺惣樹(日米近現代史研究家)の対談特集からである。歴史を学んでいる学生を含む日本人全員と世界中の人たちが読むべき特集である。スターリンとの愚かな「同衾」渡辺 1945年2月、ソビエト領のクリミア半島ヤルタでフランクリン・D・ルーズベルト、ウィンストン・チャーチル、J・スターリンの三巨頭による…