名大の学生さんだった人との共同研究。ブータンのような労働過剰な小国は海外への人材流出が深刻で、その影響はどういうものか、とくに、海外の賃金率の上昇によってどれぐらい労働移動が発生してしまうのかを計量的に把握しようという研究。ただし、それだけだと政策的な議論がしにくい(海外の賃金率をブータン政府が変更できるわけではない)ので、政策問題とするために国内産業の効率化を通じた生産性上昇政策が政府計画にあるので、その効果がどれぐらいあるのかを明らかにする。 手法としては、静学的応用一般均衡分析で、労働移動が国内外の間で一定程度自由になっている状況をCET関数で表現する。Hossain & Hosoe (…