「よく見る人」と「よく聴く人」 共生のためのコミュニケーション手法 (岩波ジュニア新書 975)作者:広瀬 浩二郎,相良 啓子岩波書店Amazon 目の見えない人や耳の聞こえない人の本が好きで、定期的に読んでいる。 自分はそこに何を求めているのか漠然としていたが、この本の、広瀬浩二郎さん(=よく聴く人/13歳で失明) の書く 「はじめに」の部分に、まさにこれだ、という文章があった。 いうまでもなく、本書の主題は障害理解ではありません。本文に入る前に、この本は広い意味で人間のコミュニケーションについて考察するのが狙いであることを明言しておきます。親しい友人、家族も究極的には他人です。人はそれぞれ…