実効税率 実効税率(Effective tax rate)という言葉は、税法上明記されている表面税率(Nominal tax rate)に対して用いられる概念ですが、その意味は使用される文脈により多少異なっています。 例えば、日本で一般に実効税率というと、いわゆる法定実効税率(Statutory effective tax rate)を意味する場合が多いといえます。これは、法人税の計算において地方税が損金に算入されることから、税務上の利益に対して計算される実際の税負担率が、国税と地方税の税率を単純に合算した割合と異なることから生じるものです。 法人税等の負担率 しかしながら、世界的にEffec…