任天堂より2003年11月28日に発売されたゲームボーイアドバンス用レースゲーム。
F-ZEROシリーズの一つ。メディアミックス作品となっており、同題のTVアニメの世界観を再現している。登場人物は他のF-ZEROシリーズと同じだが、時代設定は他のF-ZEROシリーズが26世紀であるのに対し、本作は23世紀(西暦2201年)となっている。
ストーリーモードではTVアニメで活躍する8人のキャラクターのサイドストーリーを楽しめる。合計30台で総合順位を競うグランプリモード、 様々なテストをクリアしていくことで初心者でも順にテクニックが覚えられるゼロテスト、各コースタイムの更新を狙うタイムアタックといったモードが用意されている。
2〜4人の通信対戦には、人数分の本体とカートリッジが必要な"マルチカートリッジVS"と、1つのカートリッジで対戦できるがコースとマシンが1つに限定される"1カートリッジVS"がある。また、通信ケーブルを使って接続したカードeリーダー+に「F-ZERO ファルコン伝説 カードe」を通すと、マシンやコースを追加したり、最速パイロットの走りに挑戦することができる。
Wii Uのバーチャルコンソールで2014年10月1日より配信されている。通信機能や拡張機能には対応していない。
続編として『F-ZERO CLIMAX』がある。
ゲーム『F-ZERO』の世界観をベースにしたTVアニメ。
2003年10月から2004年9月まで、テレビ東京系にて放送。全51話。
同名のゲームもゲームボーイアドバンスで発売されている。
ときは西暦2201年
人類はすでに宇宙に進出し、科学文明はさらに発達し栄えている。しかし現代と比べ貧富の差はさらに拡大し、悪はあいかわらずはびこっている。そんななか全宇宙の人々を熱狂させているのが専用のマシンとサーキットを使用して行われる全宇宙規模の高速レース「F-ZERO」である。音速を超えるスピードで疾走するマシンに乗り込み、宇宙各地に設置されたサーキットを転戦しながら、宇宙最速の称号をかけて競いあう未来世界のF-1レースである。
多額の賞金と最高の名誉を求めて全宇宙より集まってくる命知らずのパイロットたち。そんなパイロットたちのなかでもひときわ高い人気を集めているのが新人レーサーのリュウ スザクと謎の覆面パイロット、キャプテン ファルコン。二人はどのレースにおいても必ず優勝にからみ、熾烈な戦いを繰り広げている。
しかし今をときめく人気パイロット、リュウにはもう一つの顔があった。
リュウ スザクは2051年に任務中の事故で治療不可能な重傷を負いコールドスリープ処理をされた刑事だった。150年後に高機動小隊の手により回復、蘇生したのである。高機動小隊とは、高額なF-ZEROグランプリの賞金・利権に群がる組織犯罪、悪党を取り締まる銀河警察の秘密部隊である。失ってしまった自分の人生に呆然とするリュウ。しかし150年前の事故のきっかけとなった凶悪犯ゾーダがこの時代に復活し、再びF-ZEROを舞台に暗躍していることを知ったリュウは高機動小隊に参加することを決意する。リュウは過酷なレースを戦い続けながら、自分の過去と決別する戦いをも続けるのである。(公式ホームページより)