ニコンのマニュアル式一眼レフ銀塩カメラ。2001年7月7日発売。
電子制御による絞り優先AE(AutoExposure=自動露出)が可能でありながら、機械制御によるマニュアル露出が可能なハイブリッドシャッターを搭載しているのが最大の特徴。
これ以前にも、高速側を機械式、低速側を電子式で制御するハイブリッドシャッター機は存在していたが、全速に渡って電子式・機械式制御が可能なハイブリッドシャッターを搭載した機種はこれが初。
名前の最後の「A」は自動露出という意味だが、飽くまで機械式シャッター機であるため、厳密には「A」だけ小さい文字で表記される。そのとおり、撮影に必要な基本機能は電気を使用しないため、電池消耗時でも撮影が可能となっている。
基本性能は先代モデルNewFM2を踏襲しているが、自動露出機能については、NewFM2の姉妹機とも呼べる電子式シャッター機FE2を踏襲している(むしろFE2にハイブリッドシャッターを組み込んだ機種として、FE2の後継機だと捉える向きもある)。
他のメーカーがMF機やフィルムカメラから撤退するさなか、21世紀になってから登場した貴重なMF機。
2006年1月にひっそりと製造が終了した模様。