自分にとっての『大巻伸嗣』は黒のイメージ。勿論、過去に観てきた作品からの印象も、今回、入って直ぐのスペースに置かれている〔Gravity and Grace〕はそれを大きく裏切るもの。 まず、天井まで届こうかというその大きさと壺のような形状に驚かされ、次いでそのものの中から発せられる眩い閃光にたじろぐ。 とは言え、光が強ければ強いほど、できる影も濃くなるはず。ある意味、白と黒との鮮烈なコントラスト。 まぁ、唯一の不満があるとすれば見る側の問題か。写真撮影可であり、映える画像をUpしたいむきは、遠くからスマホを構えるだけで、近寄ってみようとはせず。 〔Liminal Air Space—Time…