日本現代詩人会が主催する、新人のすぐれた現代詩の詩人の詩集を広く社会に推奨することを目的とした文学賞。
吉岡実、入沢康夫、白石かずこなど多くの逸材を輩出し、詩の芥川賞とも言われる。協栄産業の創業者・平澤貞二郎の基金により1950年(昭和25年)に創設。当初の呼称は「H賞」で、プロレタリア詩人でもあった平澤貞二郎が匿名を強く希望したため、賞の名は平澤の頭文字だけを冠する。選考は毎春、前年1月1日から12月31日の間に発行された新人(会員であるか否かを問わない)の全詩集を対象に行なわれ、会員投票と選考委員の推薦により決定。受賞者には記念品と賞金50万円が贈られる。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より