HEATWAVEのことについて、私はよく知らない。だけどこの曲はずっと前から知っている。父がよく聴いていた曲で、気が付いたら自分も知っており、後年に「あの曲なんだっけ?」と調べて辿り着いたパターンだ。 この歌はHEATWAVEが1995年に出した曲である。1995年というのは阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件が起こるなど、世紀末の雰囲気も相まって、何かが終わっていく時期であった。フロントマンの山口洋氏はそんな世相を反映させてか、佐野元春氏をプロデュースに迎えて、「再生」をテーマにこの曲を書いたようだ。 すごく切なくて、それでいてとてもポジティブな曲である。ゼロからの出発ということだろうか、何かを…