2007年2月14日発売、EU☆PHORIA(ユーフォーリア)デビューシングル『シングルベッド』の両A面曲。
作詞:REONA 作曲:REONA 編曲:EU・PHORIA
同じ目的を持つ者同士 出鱈目で辛めで粗めな荒療治 By Jube from Think Tank 1. インターホンが鳴った。ハイハイ分かりました、行きますよ。「話聞かせて貰いたいんだけど。」「えぇ、えぇ、ずっと誰かに話したかったんすよ。」 乗り込んだ車の中で「刑事さん、俺やっと自由になれますわ。」って。「アホか、自由とは真逆じゃ。」 俺の女はツラは酷かったが、体が良すぎた。17歳。パッツパツの肉にぶち込むのはあまりにも気持ち良すぎたし、おまけに金に困れば働きに出てくれた。 ただ、余りにも性格に難がありすぎた。 犬の散歩みたいに手錠からロープが出てて、男の腹に巻かれてる。惨めな気分だ。俺は上手…
3章 1. 行く先も考えずに150円の切符を突っ込み、満員電車の中、ほんとに良いのか?なんて悩みの欠片すら見当たらず、ポケットの中からデパスを一錠取り出し、当たり前のように口に放り込んだ。化学製品の歪な甘さが口の中に広がって、「なんだ、効かねーじゃん。」なんて思った15分後には、何もかもがクソどうでも良いって気分になってきた。気に入った。広島駅で降りて、3錠口の中に放り込み、薬研堀までフラフラ歩いて、一番安い店に入った。 のんより短髪の、太った50過ぎのおばちゃんがネグリジェ姿でお迎え。金を払って地獄を見てるみたいな気分で、笑いが止まらない。薄暗い湿った部屋の中で風呂に入り、体を隅々まで洗って…
この本は、完全なるフィクション、・・・だったらいいのにね。 てんしのくびつるしのまちであたまのわるさをたしかめにいこう By Hanadensha - Woo Rock 1. ウチに帰ると、荷物が全部無くなっていた。クーラーボックスの上に一万円札とレシート、裏には「来月からお父さんが来るそうです。」って書かれてた。俺なりに何年も、母親とは必死に頑張って向き合ってきたつもりだったのに、寂しいもんだ。つい最近まで一緒に買い物行って、料理を教えて貰ったりしてたのに。引っ越すことは、なんとなく知ってた。でも、こんなに早いとは知らなかった。新しい住所も母親の電話番号も分からないまんま、俺は一人家に取り残…