先日の記事で、取得している情報セキュリティ管理士の更新研修を受けたことを書きました。研修のなかの話で印象的だったのは、情報セキュリティのインシデントのはじまりを90年代のバブル崩壊後に設定していたことです。実際、1990年代に相次いだリストラの中で、退職者による経営情報や個人情報を売り渡す事件が多発したようです。確かにあの頃を思い返すと、理不尽なリストラが多くありました。わたしは会社のシステム部門に所属してました。経営が危うくなり、会社がスリム化をはかるため、組織の再編を行いました。その一環で、それまでは「部」であった、システム部門は「課」に格下げされました。そしてなぜかシステム課は経理部の配…