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ジャズギターを聴く•1日前

Bill Frisell, Ron Carter, Paul Motian (2006)

フリゼールが超大物2名とともに“ジャズに回帰”した意欲作。 Bill Frisell, Ron Carter, Paul Motian Nonesuch Amazon ビル・フリゼール、ロン・カーター、ポール・モチアン 3人の連名作品だが、リーダーはフリゼール。この顔ぶれを見て食指が動かないジャズファンは少数派なのではないか。意外にも、ロン・カーター(b)とポール・モチアン(ds)の共演は過去にほとんど例がないようだが、この超大物2名のリズム隊に鬼才ビル・フリゼールが加わるのだから、ヤワな作品になるはずがない。アメリカーナやワールドミュージックへの探求を続けてきたフリゼールがより純粋なジャ…

#BillFrisell#RonCarter#PaulMotian#ビルフリゼール#ロンカーター#ポールモチアン#ジャズギター#JazzGuitar

関連ブログ

ジャズギターを聴く•4日前

Eclecticity / Albare (2025)

日本での知名度は今一つだが、オーストラリアの実力派の野心作 Eclecticity アーティスト:Albare Alfi Records Amazon エクレクティシティ / アルベア以前にも書いたけれど、アルベアは海外と日本で、知名度、人気にかなり差があるギタリストだ。前作『Beyond Belief』(2024：別記事あり）は、JAZZWEEKのチャートでベスト10に入っているし、本作も24位にまで上がっていて、なかなかの人気ぶりだ（2025年7月14日付）。しかし日本のメディアや好事家のSNSなどで見かけることはほとんどない。オーストラリアの人なので、ひと昔前なら、情報が伝わり…

#Albare#アルベア#ジャズギター#JazzGuitar

ジャズギターを聴く•6日前

Stolen Moments / Jimmy Raney (1979)

クールなジャズギターが堪能できる親子でのギターデュオ Stolen Moments アーティスト:Raney, Jimmy Steeple Chase Amazon ストールン・モーメンツ / ジミー・レイニージミー・レイニーはジャズギター好き以外にはあまり名前が知られていないだろうけれど、1950年代にスタン・ゲッツのコンボで名を知られた人。 60年代には活動は停滞気味だったが、70年代には復活してソロアルバムを連発し、79年に本作をリリースした。基本は彼の持ち味であるクールジャズで、小気味よく洒脱な演奏が満載。さすがに親子だけあって、息子ダグのトーンもフレーズも非常に良く似ており、し…

#JimmyRaney#ジミーレイニー#ジャズギター#JazzGuitar

ジャズギターを聴く•7日前

Big Sur / Bill Frisell (2013)

ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとのアンサンブルで絵画的風景を描くビッグ・サーアーティスト:ビル・フリゼールソニーミュージックエンタテインメント Amazon ビッグサー / ビル・フリゼール米「ダウンビート」誌の2009年以降のバックナンバーが手元にあるのだが、批評家投票ギター部門の1位は、2009年から13年まで連続してビル・フリゼールである。やってることが大衆ウケすることばかりではないので、決してファン層が広く厚いとは言えないが、評論家や玄人筋からの評価はすでに確立。そんな彼が、ギターとドラム、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという、ジャズのコンボとしてはあまりない編成でリリース…

#BillFrisell#ビルフリゼール#ジャズギター#JazzGuitar

ジャズギターを聴く•8日前

Appassionato / Joe Pass (1991)

気心の知れたメンバーとリラックスムードながら技の冴えは凄い Appassionato アーティスト:Pass, Joe Telarc Amazon アパッショネイト / ジョー・パスジョー・パスがギタリストとしての評価を確立したのは1964年の『For Django』（別記事あり）だとされる。本作のメンバーはその『For Django』のときと同じカルテット編成。「Virtuoso」シリーズや、エラ・フィッツジェラルド、オスカー・ピーターソンといった巨匠たちとの共演を通じて、ジャズギター界の第一人者としての地位を不動のものにした彼が、原点回帰というか、気心の知れた仲間たちと、改めてビ・バ…

#JoePass#ジョーパス#ジャズギター#JazzGuitar

ジャズギターを聴く•9日前

Where in the World? / Bill Frisell (1991)

前衛的であり牧歌的でもあるフリゼールらしさが全開 Where in the World アーティスト:Frisell, Bill ワーナーミュージックジャパン Amazon ホェア・イン・ザ・ワールド？ / ビル・フリゼール 1980年代、ECMからの作品で頭角を表したフリゼールが、Nonesuchに移籍して3作目の作品。ジョーイ・バロン（ドラムス）、カーミット・ドリスコル（ベース）、ハンク・ロバーツ（チェロ＆フィドル）とのカルテットで、これは1987年の『Lookout for Hope』1989年の『Before We Were Born』と同じ編成だ。本作では、フリゼール特有の浮遊感…

#BillFrisell#ビルフリゼール#JazzGuitar#ジャズギター

ジャズギターを聴く•11日前

Rhythm Willie / Herb Ellis & Freddie Green (1975)

“スウィングしまくるギター”が二人の名手によって堪能できる快作 Rhythm Willie アーティスト:Ellis,Green Concord Jazz Amazon リズム・ウィリー / ハーブ・エリス & フレディ・グリーンハーブ・エリスは、1950年代にオスカー・ピーターソン・トリオなどでの演奏で名を挙げたが、60年代は主にスタジオミュージシャンとして活動。 70年代にジャズに復帰し、73年に設立したばかりのConcordから作品を連発した。本作もそのひとつだ。もう一人の主役、フレディ・グリーンは言わずとしれた“リズムギターの神様” 約半世紀にわたってカウントベイシー楽団のリズムギ…

#ジャズギター#JazzGuitar#ハーブエリス#フレディグリーン#HerbEllis#FreddieGreen

ジャズギターを聴く•12日前

Pick Hits Live / John Scofield （1988）

デニス・チェンバースのドラムが冴えわたる強靭なアンサンブルのライヴ Pick Hits Live アーティスト:Scofield, John Gramavision Amazon ピック・ヒッツ・ライヴ / ジョン・スコフィールドタイトルからはわからないが、東京・昭和女子大学人見記念講堂での来日公演（87年10月7日）を収録した作品。正式には「John Scofield Band」名義である。ジョンスコは80年代半ばにマイルス・デイヴィス・グループのメンバーとして活躍し、高い評価を得て、グループ脱退後の87年にソロの秀作『Blue Matter』をリリース。『Blue Matter』に…

#JohnScofield#ジョンスコフィールド#JazzGuitar#ジャズギター

ジャズギターを聴く•13日前

Live! / Pat Martino (1972)

怒涛のマシンガンピッキングが堪能できる名作ライヴ。ライブ! - パット・マルティーノアーティスト:パット・マルティーノポニーキャニオン Amazon ライヴ！/ パット・マルティーノ著名なジャズギタリストの多くは優れたライヴ・アルバムを残しているが、なかでも屈指のライヴ作品として高い評価を得ているのが本作。 PrestigeからMuseへ、レーベルを移った最初の作品がライヴ作というのも珍しいが、これこそが私のギターだという自信があったのだろう。収録はたった3曲。バップを基本としながらソウル、ブルース、ワールドミュージックまでを取り込みつつあった時期のマルティーノが、自身の真骨頂であ…

#PatMartino#パットマルティーノ#ジャズギター#JazzGuitar

ジャズギターを聴く•14日前

As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls / Pat Metheny & Lyle Mays (1981)

「アンビエント・ジャズ」とも称されたジャンルの枠を超えた秀作ウィチタ・フォールズ(SHM-CD) アーティスト:パット・メセニー Universal Music Amazon ウィチタ・フォールズ / パット・メセニー＆ライル・メイズ 1970年代にパット・メセニー・グループで確立したサウンドをさらに深化させた、80年代のメセニーの代表作のひとつ。ギターとキーボードとパーカッションというごく少数のメンバーでありながら、巧みなアレンジ及び多重録音を駆使して、スケールの大きなサウンドスケープを描いている。ジャズチャートでの1位は当然とはいえ、ビルボードの総合で50位に入ったのは、当時のメセニ…

#JazzGuitar#ジャズギター#PatMetheny#パットメセニー