『完訳グリム童話集(一)金田鬼一訳』その17 『灰かぶり』〈KHM21〉 【あらすじ(要約)】 お金持ちの男の妻が病気になり、死ぬときに幼い一人娘に、「いつも神様を大事にして、気立てよくすれば神様は助けてくれて、母さんも天国から見ている」と言い亡くなりました 娘は毎日墓で泣いていましたが、神様を大事にして気立てよくしていました。 それから父親は別の妻を迎え、二人の娘の連れ子がいて、美しくて白いのは顔だけで心は汚く真っ黒でした。 その時から継娘として辛い日々が始まり、綺麗な着物は剥ぎ取られ、古い汚い服を着せられ、木の靴をあてがわれました。 それから日の出前に起き、水を運び、火を焚き、食事の準備、…