僕が、万年筆を使いはじめた歴史は、ごくごく短い。1年にも満たないくらいだ。 子供向け万年筆『カクノ』が、想像以上に書きやすくて驚いたというエントリーを書いたのが、今年の2月のことだから、1年どころかまだまだ半年しか経ってないことになる。 以前にも書いたとおり、僕は万年筆が苦手で、そのペン先を割ってしまう名人だった。 僕のまわりの何人かからは、ペン先を割るというか、割れるということが信じられないといった反応をもらった。そういう人々からすると、なぜ割れるのかがわからないということらしい。 正直、僕からすると、逆に、なぜペン先を割ったことがないのかが、信じられない。 たとえば、そういう人たちでも鉛筆…