1999年。ミレニアム直前の世界で、怒り・退屈・混乱・自己嫌悪を音に変えて爆発させた1枚が登場しました。Limp Bizkitのセカンドアルバム『Significant Other』は、ラップメタルとオルタナティヴロックを融合させた作品であり、Z世代以前の「不機嫌な若者たち」の感情をすくい取った問題作です。 Fred Durstの挑発的なラップ、Wes Borlandのユニークで変則的なギター、DJ Lethalのターンテーブルワークなど全員の個性が炸裂し、攻撃的でありながらメロディアスな楽曲が展開されています。ビルボード初登場1位、500万枚以上のセールスを記録し、時代の空気を完璧に捉えた名…