→マシュー・バーニー
アメリカ現代美術の「鬼才」
1967年サンフランシスコ生まれ NY在住 現代美術作家
大学で医学を学んだ後、美術と体育を学ぶ。フットボール選手やファッション・モデルなど多彩な経験を経て、1991年サンフランシスコ近代美術館での個展以降、映像と彫刻を中心に制作活動を展開。その独特な映像作品は、1990年代初めより国際的なアートシーンで注目される。
近年は体の内外で起こっていることをテーマにした映像作品『クレマスター』をシリーズで制作。シリーズ全5作の中の最初の作品「クレマスター4」は1994年に、その後「クレマスター1」('95)「クレマスター5」('97)「クレマスター2」('99)「クレマスター3」('02)が制作、公開された。
また2005年7月2日〜8月25日まで金沢21世紀美術館で開催された、日本での初個展『マシュー・バーニー 拘束のドローイング展』では、1980年代から制作されている連作シリーズ全てが展示され、日本をテーマにした『拘束のドローイング9』も、世界に先駆け発表された。
さらに、この個展で注目されたのは、彼のパートナーであるビョークが、映画音楽とインスタレーション作品の音楽を手がけたことである。(拘束のドローイング9 サウンドトラック)
1993 ヴェネツィア・ビエンナーレ アペルト部門「ヨーロッパ2000」賞
1996 グッゲンハイム美術館「ヒューゴ・ボス」賞 受賞