と、断言できるほどこの時期のダンドゥットを聴いているわけではないけれど。全国ネットのテレビとカセット・テープの黄金時代を代表するItje Trisnawatiの歌で、作詞作曲はこの時期のヒット・メイカーMuchtar B(その例はここ)。 素顔が判らない人なのだ この時期、ダンドゥットはインドネシア全域で聴かれるようになり、中間層/中流階層にも認められるジャンルになった……と分析されている。実際は「ダンドゥットなんて、田舎者のワンパターンンな下品な歌」というイメージが、ジャカルタあたりの都会では支配的であった。もっとも、そんなふうにけなす人たちにもダンドゥットのサウンドは届くようになったとも言…