tdcの藤井風さんを見ていると、全く幸せな気持ちになる。 唄ってる時の風さんが、やっぱり一番好きだ。 風さんは、歌詞を届ける強い意志を持っていることが分かる。 表情や身振りが歌詞の内容と常にシンクロして、聴く者・観る者に向かって訴えかけてくる。 これは表現者として、Mediatorとしての自覚のなせる業なのか。 私の視線は、つい、その声の出口である彼の唇に向いてしまう。 なんと神聖な唇だろうか。 なんと官能的な唇だろうか。 神のものか、悪魔のものか、わからなくなる。 それでいい、それが幸せ。 ”最も崇高な芸術とは、人を幸せにすることだ” とは、「地上最高のショーマン」と称された19世紀米国の興…