ヒトたちがいる風景。 明朗快活なアルバム、という印象があるのは最初の三曲がそういうタイプだからかもしれない。地に足の着いた生活を描いた歌詞が多く、そういう意味ではヒューマニスティックなアルバムでもある。岡野昭仁さん*1の滑舌にフィットした刻むようなリズムをもった曲が多く、聴き心地ではポルノ随一のものがある。また、新藤晴一さん*2の歌詞に生活感がある曲が多いのもひとつの特徴かなと思う。 作詞作曲について、詩曲が一致しているのは10曲で、昭仁が6曲、晴一は4曲。不一致が3曲、インストが1曲。久しぶりにアルバムバージョンのシングル曲が収録されたアルバムでもある。 以下、収録曲の感想。 1.2012S…