ある朝、東京。 ジョギングしていたら突然、ほんとうに 突然、 スコールのような雨がさーっと、 ほんとうに音もなくさーっと振り始めた。 雨宿りのせいでしょう、歩きゆく人が 瞬間で街からいなくなるくらいの たっぷりした雨量は、 みるみるうちにアスファルトを濃い色に 染めてゆくほどなのに。 それを感じさせないくらい、驚くほど静かに。 ああ、うまく撮れなかったけれど、 だけどこの感じ、 思わず足を止めて空を見上げた。 まつげを静かに濡らす水滴・・・霧のような。 まるで香港とか、マレーシアとか シンガポールとか、 南国の冬の雨のようだった。 香りまで、なんだか異国情緒にあふれていた。 あれ?わたし今どこ…