旅の途中、興味深いオアシスを見つけた。忘れないうちに、この羊皮紙に記しておくとしよう。 Redfishという、広大にして難解な古代遺跡。その全貌を解き明かすための魔法の眼鏡(ビューワ)を創る前に、私はまず、いつでも呼び出して対話できる、その完璧な「幻影(シミュレータ)」を錬成する必要があった。
旅の途中、興味深いオアシスを見つけた。忘れないうちに、この羊皮紙に記しておくとしよう。 前回の旅で、我々はRedfishのモックアップという名の「地図」から、その構造を読み解く魔法を編み出した。しかし、地図はあくまで地図。真の冒険者ならば、本物の遺跡(サーバ)へ赴き、その魂に直接触れたいと思うのが常だろう。
どうやら、一筋縄ではいかない砂の迷宮に迷い込んだらしい。この顛末を書き残しておくか。 仕事でRedfishという広大な遺跡を探査していると、@odata.idという名の無数の道標に出会う。しかし、その道を一つ一つ手作業で辿るのは、あまりに果てしない旅だ。Postmanやcurlという名の松明を手にしても、道の数が二桁を超えたあたりで、私の心は折れそうになっていた。