『喉頭病変の指標としてのS/Z比』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov S/Z比の実用性を、喉頭病変(声帯結節,声帯ポリープ)のある音声障害患者28人,同病変のない音声障害患者36人,正常発声者86人で比較調査。/s/持続発声に3群に差はなかったが、喉頭病変のある音声障害患者のみ/z/の持続時間が有意に短かった。 喉頭病変のない機能性音声障害患者は、正常発声者と同じS/Z比(約1.0)を示した。喉頭病変のある音声障害患者の95%は、S/Z比が1.4を超えた。 これらのデータから、声帯縁に腫瘤が形成されると、声帯の接近効率が悪くなることが分かった。この効率低下は、声門抵抗の減少、空気…