今日は私のお気に入りの小説の一つ、そして私が小説を好きになったきっかけである 岡嶋二人さんの『クラインの壺』を紹介したいと思います。この本を買ったのは、電車の時間待ちにふらっと立ち寄った古本屋です。当時、なぜこの小説を手に取ったのかは今となっては分からないのですけどね😓 「クラインの壺」とは、1989年に発表されたSFミステリー小説で、現実と夢の境界が曖昧になっていく不思議な物語です。 主人公は、ゲームブックの原作を謎の企業に売却したことがきっかけで、ヴァーチャルリアリティ・システム「クライン2」の制作に関わることになった青年・上杉彰彦です。 上杉は、アルバイト雑誌を見てやって来た少女・高石梨…