Netflixで『エルピス』が配信され始めたので、週末で集中して観た。 渡辺あやの脚本がすばらしい。テレビ局の裏側が、女性目線でけっこうリアルに描かれているのではないかと思わせる。「おじさんたちのプライドは地雷」とか。 脚本として優れているだけに、それが反映しているリアルの限界が透けて見える。ラストの斎藤(鈴木亮平)との対決なんて、斎藤の言ってることが正論に聞こえるんだとしたら、それが日本の限界なんだろうと思った。 脚本としてはあれで間違ってない。というか、あのひねりがむしろ緊迫感をうんでるわけだが、ドラマを離れてリアルに考えると、議員にレイプされた女性を取り引き材料にしてるわけで、これは相当…