今週はエフゲニー・キーシンのリサイタルの翌々日にマルタ・アルゲリッチのリサイタルで、ロンドンは祝祭気分。 復活祭だもの。 昨夜のグラン・ダムMartha ArgerichとDong Hyek Limデュオは、2人のピアニストの主導権や呼吸の変化が手に取るように見えるプログラムだった。 一曲目のモーツァルトのソナタは、正直に言うと、あまり良い選曲には思えなかった。メインのパートを弾くドンヒョクの音がやや刺々しく、四手のモーツァルトにふさわしい親密で自然な会話より、神経質な輪郭のほうが先に耳に入ってきたから。 四手のモーツァルトって、ただ上手いだけでは足りない、というのがよっくわかった。 冒頭の一…