Sonny Clark

痺れるー！ 俺しかわからん。 今回は、いささか調子に乗って、上から目線で書かせてもらう。 ソニー・クラークは玄人のピアニストである。 巧すぎるし、渋すぎるのである。 この陰影のあるフレーズと、絶妙なコンピングの旨さは、 パップピアニストの中でも最高峰であることは、もっともっと認識されても良い。 ジャズ・ピアニストを志す人は、このアルバムをただただ真剣に勉強さえすれば、 真のブルースフィーリングを身につけることができるであろう。 コロコロと転がる８分音符のフィンガリングの気持ちよさは、 バップピアニストとしての真骨頂であるが、 ウィントン・ケリーほどスイングしすぎず、 ハンプトン・ホーズほどあか…

さて、早速ですが お気に入り曲、楽譜を紹介したいと思います。 それはこの曲 Sonny Clark Trio 「Tadd's Delight」です Tadd's Delightのテーマ楽譜になります ↓ https://drive.google.com/file/d/1gmeIDjw5Bp7H0Y5yfGT8X2mq6ixdG9yn/view?usp=sharing テーマ後に始まるポールチェンバースのベースソロも必見ですね いつか採譜したいものです

こんばんわ。 だんだんと、春めいてきました。 暖かくなって、日も長くなって、夜も少しゆっくりしたい気分です。 Blues In The Night、1958年に録音されたアルバム。 題名にBluesがついていますが、軽快なジャズ、 まろやかですが、軽快なタッチの美しい音色が素晴らしいです。 約30分、7曲入っています。 題名をクリックしてくだされば、各曲がまとめて表示されます。 素敵な30分でした。 Blues In The Night - Sonny Clark Enjoy the night !

こちらもラジオで紹介された一枚で57年の録音。何と言ってもマイルスのオリジナル・クインテットのリズム隊、ポール・チェンバースとフィリー・ジョー・ジョーンズがバックを固めているのがミソで、演奏もスピード感があってソリッドな魅力に溢れています。 前回聴いたソニー・クラークの作品は比較的端正な印象があったんですが、確かにピアノの音は端正なものの、フィリー・ジョーのドラムに煽られてこちらの作品ではかなりつんのめった感じの演奏も垣間見ることができます。勢いに追いついていく感じが凄い。 いい演奏なので何度聴いても飽きなそうですが、同時に心を落ち着かせる響きも同居していて、きっちり耳に定位する良作になってい…