痺れるー! 俺しかわからん。 今回は、いささか調子に乗って、上から目線で書かせてもらう。 ソニー・クラークは玄人のピアニストである。 巧すぎるし、渋すぎるのである。 この陰影のあるフレーズと、絶妙なコンピングの旨さは、 パップピアニストの中でも最高峰であることは、もっともっと認識されても良い。 ジャズ・ピアニストを志す人は、このアルバムをただただ真剣に勉強さえすれば、 真のブルースフィーリングを身につけることができるであろう。 コロコロと転がる8分音符のフィンガリングの気持ちよさは、 バップピアニストとしての真骨頂であるが、 ウィントン・ケリーほどスイングしすぎず、 ハンプトン・ホーズほどあか…