厳戒態勢のパリオリンピックが始まって、パリ中心部や競技会場周辺は厳重な警備が敷かれている。オリンピックを狙ったテロとしては、1972年のミュンヘン大会でイスラエル選手団が殺害された事件(*1)が思い出される。今大会では、東京大会より警備を強化しなくてはならない理由がいくつもある。 ・ロシアのウクライナ侵攻開始 ・ハマス等とイスラエルの紛争激化 ・前例のない Open Space での開会式 である。ロシアが国家として参加していないので、前大会同様ロシア由来のサイバー攻撃にも十分留意しなくてはならない。「侵攻したロシアは参加できないのに、ガザで虐殺しているイスラエルはなぜ参加できるのか」と不満を…