東宝のストリーミングを軸としたグローバル戦略(イメージ) 「ゴジラ」「君の名は。」そして「呪術廻戦」──。日本を代表するエンタテインメント企業である東宝が、近年、アニメ事業において目覚ましい躍進を遂げているのをご存じでしょうか? 長年、映画の製作・配給・興行で日本のエンタメ界を牽引してきた東宝は、今やアニメ分野でアニプレックスと並び称される「新横綱」とまで呼ばれる存在になりました。この劇的な変化の背景には、一体どのような戦略と人物の存在があるのでしょうか? 本記事では、東宝が描く「未来のエンタメ」の姿と、その実現を支える要となる要素について、深掘りしていきます。 第1章:なぜ後発組の東宝がアニ…