【中国調査船の侵入】 2025年5月26日午後5時41分、我国が実効支配し管理する『沖ノ鳥島』東約270kmの排他的経済水域(通称EEZ)内に中国の海洋調査船「嘉庚(かこう)」が侵入して調査活動を実施しているところを、海上保安庁の航空機が発見した。 日本は「事前の同意のない活動は認められず中止すべき」と抗議したが、それに対して中国外務省は「沖ノ鳥島は島ではなく岩であり、排他的経済水域や大陸棚の設定はできず、日本は国際法違反をしている。当該海域は公海であり航行の自由を行使した。」と主張した。 このことに関連して改めて海洋について法を中心として考察をしておきたい。 【自由で開かれたインド太平洋】 …