ミュージシャン・アレンジャー・プロデューサー。 1960年代のワーナーブラザーズレーベルにおいて起こったヴァーヴァンクサウンドの立て役者。 ライ・クーダーらとの交流も有名。 ビーチボーイズのブライアン・ウィルソンとは、伝説のSMiLEを共作したことでも有名。 ソロアルバムもさることながら、プロデュースもこなしており、ランディ・ニューマンらとの交流も有名。
こんばんは。キタダハルキです。 今日はおいしい肉の重を食べることができてホクホクなんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。 ※前回の記事はこちら。 musictherapy.hateblo.jp 今日のキーワードは…「たしかに、評判通り難解だけど…」。 それではレビューしていきたいと思います。
◆今回は、作曲家、編曲家、音楽プロデューサーとしても有名な【Van Dyke Parks(ヴァン・ダイク・パークス)】を紹介します。◆ ヴァン・ダイク・パークス(Van Dyke Parks、1943年1月3日 - )は、アメリカの作曲家、編曲家、音楽プロデューサーである。ワーナー・ブラザース・レコードの社員として働く傍ら楽曲を作成し続け、アルバムの売れ行きこそ芳しくないが、その高い音楽性から「奇才」などと評価される。自らが発表したアルバムや、他のミュージシャンとの作品を通して、音楽業界へ大きな影響を及ぼしてきた。とりわけ、ザ・ビーチ・ボーイズのアルバム『スマイル』の制作に携わったことで有名で…
昨年末にリリースされた本作はヴァン・ダイク・パークスの新作といってもいい作品です。ピーター・バラカンや細野晴臣のラジオで紹介されていましたので、冒頭のライ・クーダー作品「Across The Borderline」等を耳にしていて、良いに違いない、と思っていましたが、予想以上の出来でした。 とにかく音が立体的。ヴァン・ダイク・パークスの魔法にかかると、音楽はこうも煌びやかになるのか。ストリングスやギター、管楽器やパーカッションといった様々な楽器の音を細かく散りばめて構築して、音の配置や全体構成で聴く側の耳を包んでいく。とても一曲一曲が豪華に聴こえます。時折入るドラムの音も特徴的ですね。 それか…
今月はやっぱり細野晴臣とヴァン・ダイク・パークスでしょう。 オリジナル・アルバムとしては何と18年ぶりというインターバル。それだけでも凄いですが、御年70歳にしてこの切れ味は流石の一言です。細野晴臣のトリビュートで『イエロー・マジック・カーニバル』を何とも言えないきらびやかな音でカバーしていましたが、あの触感に近い音が全編に渡って奏でられています。 ヴァン・ダイク・パークスの魅力はとにかく多彩な楽器群と摩訶不思議なストリングス・アレンジにあるように思うのですが、それに温かいメロディが加わるとほぼ完璧なアンサンブルが出来上がります。今回で言うと『Dreaming of Paris』『Hold B…
ヴァン・ダイク・パークスの4作目は1984年に発売された。その後の来日公演(1988年)で演奏された『オポチュニティー・フォー・トゥー』がきらびやかな内容だったので、このウサギの可愛いジャケットを手にしたように記憶している。でも正直あんまり聴いていなかった。 テイストとしてはサウンドトラックのような作り。まあ他のアルバムも映画的な雰囲気ではあるが、本作は黙っていると通り過ぎていってしまうような甘さがある。インパクトが薄いと言い換えてもいいかもしれない。初期の切れ味鋭い曲群とは残念ながら一線を画しているように思う。来日公演の曲がほとんど印象に残っていないのもこの甘さのせいだろう。
ヴァン・ダイク・パークスの75年作サード。これだけ未聴。最初は地味な印象だったが、LPでいうB面からのカリプソ爆発はかなり勢いがある。前作では比較的シンプルで骨太だったテイストが、ブラスが入ることでかなり華やかになっていて、聴いていて単純に楽しい。『ソウル・トレイン』は知ってるぞ!これもFMで聴いたのかなあ。ちょっと思い出せない。 この後、これまた楽しい『ジャンプ』に繋がっていく訳だが、初来日当時コンサートで聴いた曲のほとんどを良く知らなかったことが今になって悔やまれる。まあ細野晴臣のゲスト参加がお目当てだったので仕方ないか。あの時の細野さんはプレーヤーに徹していて地味だったなあ。でもその後、…
細野晴臣絶賛の72年作。このセカンドが出た翌年にははっぴいえんどのラストアルバムがリリースされており、『さよならアメリカ、さよならニッポン』がヴァン・ダイク・パークスによってプロデュースされている。昨年末か今年頭の坂本龍一との対談でもヴァン・ダイク・パークスの話題は出ていて、坂本龍一もこの『ディスカヴァー・アメリカ』を絶賛していた。 という評判を別にしても『オカペラ』と『リヴァーボート』の2曲にFMでやられてしまって20年前に聴いたこの作品は印象に残っている。単純にドラムが入っているから聴きやすいんだな。カリプソをベースにしてはいるがリトルフィートのカバーなんかもあり、とても楽しく落ち着くアル…
萩原健太いわく「国民の義務」ということで、ヴァン・ダイク・パークスの再発盤を一気に購入。 最初に聴いたのは確かFMの特集番組だったと思う。ヴァン・ダイク・パークスとフランク・ザッパの特集が連続で放送され、そのどちらにもカルチャーショックを受けた。その頃はまだビーチボーイズの伝説も知らず、はっぴいえんどのラストアルバムに参加していたことを朧げながら知っていた程度。エドセル盤でのCD化が88年ということなので、今から20年前にこのデビューアルバムを手にしたことになる。(それでも発売から20年後だ!) ストリングスの多いアレンジで敷居が高く、セカンドの『ディスカバー・アメリカ』と比べて聴きやすさが一…
今月末に一連の作品が再発されるが、財政的にかなりきついので本作を事前確認とあいなった。89年作だからもしかしたら細野晴臣をゲストに迎えた来日公演の後に出たものか?当時友人と見に行った記憶がある。 一聴してストリングスとホーンの使い方が美しい。細野のエキゾチズムを地でいっているような趣がある。トリビュート盤でも複雑で綺麗な音楽を奏でていたが、本作でもその不思議な魅力は発揮されていてなかなか見逃せない。これは迷うなあ。余裕があれば即購入なんだが・・・。 何故ここで東京ローズで日本がテーマなのか。当時のミュージックマガジンをひっくり返してみるとテーマは日米関係。ジャケットは捕鯨を表しているようだ。当…
7:00-10:00 WONDERS! (平野聡) UA / アントニオの唄 小曽根真 / Momentary Moment Phum Viphurit / Healing House ノーナ・リーヴス / 高層ビル Yungblud / Abyss Alicia Keys / Empire State Of Mind (Part II) Broken Down Anly / 好きにしなよ からあげ弁当 / 22 Creepy Nuts / 二度寝 TOMOO / あわいに Furui Riho / Your Love 宇多田ヒカル / traveling (Re-Recording) Dan…
7:00-10:00 WONDERS! (平野聡) Bastille / Pompeii Laufey / Lovesick Polaris / 季節 (broadcast) ヤバイTシャツ屋さん / J.U.S.C.O. Girl In Red / Too Much CHEMISTRY / YOUR NAME NEVER GONE King Gnu / 白日 Bobby Caldwell / Special To Me ビッケブランカ / 革命 えんぷてい / あなたの全て 奇妙礼太郎 / かすみ草 The Dandy Warhols / Bohemian Like You Perfume …
アメリカのSSWの2nd。全5曲55分で、製作にはVan Dyke Parks、Steve Albini,、Jim O'Rourkeが参加……この前情報の時点ですでに“事件”の様相を呈している。しかし期待に反してその内容は人を選ぶものとなった。問題はサウンドやパフォーマンスではなく楽曲だ。平均10分を超える楽曲は、The Fiery Furnacesのようにメインのメロディーが移り変わることはなく、ただ楽曲全体が引き延ばされたかのように同じメロディーが繰り返される。そして肝心のメロディーだが、それだけの反復に耐えうるだけの強度があるかというと微妙なところだ。端的に言えば冗長である。歌詞の意味を…
はっぴいえんどのアルバム「はっぴいえんど」、「風街ろまん」、「HAPPY END」が、2023年11月01日に、CD再発されました。 初回限定盤に、それぞれ「未発表音源2曲」と「別冊ブックレット」がついていたので、連られて、ほいほい買ってしまいましたが・・・。 本当に欲しいCDは、1985年に発売された45回転12インチアルバム「はっぴいえんど – The Happy End」のCDだったりします(笑)。 情報検索すると以前、CDBOXセットの一部として発売されている様ですが、吉田拓郎さんのMC部分はカットされているとの事で、面倒ではありますが、レコード洗浄してアナログレコードをデジタル化する…
以前に細野晴臣のomni Sight Seeingがめっちゃ好きだと記した。omni Sight Seeingは細野晴臣のアルバムで一番好き。omni Sight Seeingを購入後、1990年にはOMNI SOUNDという書籍が発行されたので、これを購入した。それを参考にYMOのアルバムを揃えていったし、細野晴臣のエイプリル・フールからはじまる履歴を知ったと思う。細野晴臣が、エイプリル・フールのあとに結成したのが はっぴいえんど 。1990年代前半にアルバム はらいそより前の細野とか晴臣のアルバムを購入して聴いてみたのだけど、どうも私はあまり好きになれなかった。アルバム HOSONO HO…
前作「Laurel Hell」に於ける80’sマナーのポップ路線とは打って変わって、フォークやアメリカーナに舵を切った作品と言って差し支え無いだろう。評価の高さはリリックに多くを依っているようではあるが、やはりアメリカーナには欧米人の心を擽る何かがあるのかも知れない。日系人のMitskiがそこに向き合うとすれば、尚更バイアスが掛かるのも無理は無いように思える。嘗てはディストーションが掛かっていないギターは全て屑だと思っていた世代の日本人にとっては全く理解が出来ない、と言うかフォークやカントリーと聞くだけで条件反射的に一段トーン・ダウンしてしまうが、本作にそれが無いのは紛れも無くMitskiのソ…
7:00-10:00 MORNING SPRITE (秋田美幸) The Real Thing / Rainin' Through My Sunshine 紙ふうせん / 冬が来る前に Stereophonics / Indian Summer Stevie Wonder / Ribbon In The Sky Corinne Bailey Rae / Paris Nights/New York Mornings Kishi Bashi / The Ballad of Mr. Steak Bar Italia / My Little Tony ビッケブランカ / 秋の香り 手嶌葵 / 想秋ノー…
潮谷験のデビュー作 2021年刊行作品。作者の潮谷験(しおたにけん)は1978年生まれ。本作『スイッチ 悪意の実験』で第63回のメフィスト賞を受賞し、作家デビューを果たしている。 スイッチ 悪意の実験 作者:潮谷 験 講談社 Amazon 講談社文庫版は2023年に刊行されている。カバーデザインは全く異なるテイストに変わってしまった。 デビューから現在に至るまでの作品リストはこんな感じ。二年少々で四作だから、かなりのハイペースで書いている印象だ。 スイッチ 悪意の実験(2021年) 時空犯(2021年) エンドロール(2022年) あらゆる薔薇のために(2022年) おススメ度、こんな方におス…
前回ドアーズのデビュー・アルバム「ハートに火をつけて」を採り上げた。 The Doors / The Doors【US盤】 そこに収録されている"Alabama Song"、その不思議な感じと言うか、退廃的な空気感に妙に惹かれた。 作曲者は、クルト・ワイル(Kurt Weill、クルト・ヴァイルとも表記される)。 調べてみると、ジャズでよくカバーされ、スタンダードにもなっている"Mack the Knife"の作曲者だった。 彼の略歴は以下の通り。
一年近く前に書き始めて、夏が終わってしまったので中断した企画の続きを今回は書きます。ちなみに上記の画像はクロアチアのスプリトという街で、アドリア海の奥の方で多くの海岸線を持つクロアチアは結構こういう観光のウェイトが大きいそうです。全然今回の企画と関係ありません*1。 前回まで10年間で20曲とかでやってたのが、急に数が増えていますが、それだけ色々見つけられたということなので、減らすのも辛いしそのままの数です。 選曲の条件は曲タイトルか歌詞に「夏」「summer」といった語が出てくるかどうかです。夏っぽい光景を歌っていても上記が入ってなければ排除。まあ、「7月」とかは入ってれば夏扱いでいいかなと…
新緑が目に眩しいシーズンカムズである。 過ごしやすい快適な気候は結構なのだが、木陰で気持ちよくチルアウトでもしようものなら、どこからともなくやって来た蚊の大群に立ちどころに包囲×蜂の巣にされる季節になりつつある。 京都の街なかはいよいよ賑やかで国際色豊かな様相を呈しているようで、心なしか街全体が戸惑いつつもオープンな空気感である。 このまま永遠に続くかに思われた先の見えないコロナ禍も徐々に影を潜めて、こうしてまた京都の街にも活気が戻ってきたのは何よりだ。引き続き注意は必要だろうけど、今や感染予防がもはや習慣化しているとも言えよう。 先日土曜日は雨のそぼ降る中、駅前の某サイゼリヤに半日がかりで籠…
私を構成する42枚 https://www.neverendingchartrendering.org/ JAGATARA以外は1バンド(アーティスト)1枚という括りで。 世代的に後追いで聞いたアルバムと、発売時にリアルタイムで聞いたアルバム(しかも何度もライブを見たバンド)では比較がしづらいけど、単純に昔も今も大好きで、何度も何度も聞いたアルバムを選びました。 また日本と海外のバンドを比較するのも難しいので、まず日本から22枚、そしてその後に海外20枚。(「幻の名盤解放箱」は反則ですが・・笑) 暗黒大陸じゃがたら - 南蛮渡来Jagatara - 君と踊りあかそう日の出を見るまで Jagat…
AOBA NU NOISEのTシャツです! aobanun そう言えば御多分に洩れず私もこの雑誌を買って読んでいた。 POPEYE(ポパイ) 2023年 6月号 [レコードと時計] [雑誌] マガジンハウス Amazon しかし、思えばあまり雑誌も買わなくなって久しい。昔は結構買って読んでいたのにな、と思うのだが、まあそれは多分皆そうなんだろうと思う。私の場合音楽雑誌とか、とくに90年代くらいまでは毎号わくわくしながら買っては読み耽ったものであるが、それはまあインターネットの時代より前だから、というのはあるだろう。 「これどういう音楽なんだろう」とか想像しながらレコードレビューコーナーを読んで…