『VTuberの哲学』を読んだ。 www.shunjusha.co.jp 読んで思ったのは、「本書で展開される論はVTuber固有のものと言えるだろうか」ということである。言い換えると、「どうして怪人ゾナーはVTuberではないのだろうか」との疑問が生じた。少し考えてみたい。なお、以下の記載は、本書を読んだ感想という体はとりつつも、その実、当該疑問に係る思索の記述であり必ずしも本書の論に沿った内容ではないことおよび特に明確な結論はないことをあらかじめ申し述べておく。 本書が対象にしているVTuberとは、ホロライブやにじさんじといったいわゆる企業勢のVTuber(厳密には個人勢も含んでいる)で…