Foo Fighters史上で最も過剰なディストーションを伴うM10に唯一レクイエムめいた感傷を感じなくはないものの、気恥ずかしさを覚えるヒロイックなタイトルの割に全体としては然程仰々しさは無く、シンプルで意外にも落ち着いていて何処か清々しさすら感じさせる。M2やDave Grohlの娘をヴォーカルに迎えたM7に至っては爽やかと言っても過言ではない。印象としては激しくない「Wasting Light」或いはあっさり目の「The Colour And The Shape」といった趣きで、ポップに作り込まれオーヴァー・プロデュース感もあった前作「Medicine At Midnight」に比べてあ…