激しい恋/西城秀樹 ほか 自分にとってヒデキが輝いて見えた時期というのは1970年代で、まだ小学生低学年だった頃のことだ。 自分が小学校高学年から中高になるにつれ、新しいモノがどんどん生み出されて、新しいモノはカッコ良い、古いものはカッコ悪い、という価値観の中、ヒデキは過去のモノとなっていったのである。 その一方、ここ数年、昭和歌謡が懐メロとして復刻しているようで、70年代、80年代といった昭和末期の頃の歌謡曲が中心となっていて、どうやら平成世代の若者にとっても関心をもたれているらしい。 もしヒデキがまだ健在だったら、当時熱狂した世代や自分のようにちょっと古臭いと感じていた世代に加えて、この時…