2023年6月30日 ジョン・ル・カレの遺作「シルバービュー荘にて」を読みました。 前作の「スパイは今も謀略の地に」がハードボイルド度90%だとしたら、こちらはハードボイルド度は20~30%くらいでしょうか? そもそも主人公がスパイですらない、、、、、('◇')ゞ ですが小説としてはとても良く出来ています。 ル・カレは1950年代~1960年代初頭までイギリスの情報部で実際に勤務していたらしい。で、1963年にソ連の二重スパイだと発覚したキム・フィルビーがモスクワに亡命後ソ連当局にバラした英情報部員の名前の中にル・カレの名前も含まれていた為、それ以上情報部員としては活動出来なくなったのだ、、と…