美彩新作「牛鬼」牛鬼は「実態ははっきりしないが、とにかく恐ろしいもの」と思われる一方で、神霊が宿ると言われる椿の根を牛鬼とする説もあり、「悪霊を祓う神の化身」として扱われることもある妖怪。設定の振れ幅が大きい過ぎる…と思ってしまったわたくし。見渡すと、おおむね恐ろしいものという伝承ばかりなのですが、神の化身説は不動明王のようだなと思いました。姿が険しく見えるのは「見る人の心次第」畏怖を感じるその存在が、実は「慈愛に満ち、救おうとしてくれている」のだという発想が、日本には馴染みあるような気がします。美醜ではなく、本質をとらえようとする発想。ということで、美彩さんの牛鬼は、神様の化身説で売り込もう…