前回までの記事でヒルクライムに参考になるデータとして、坂の平均勾配や勾配のばらつきを示す標準偏差の算出、斜度ごとのグラフ化を紹介してきました。今回は坂の勾配の分布の様子の図示化について紹介したいと思います。 まずひとつ目は箱ひげ図になります。箱ひげ図はデータ分布の把握に使われる図表のひとつです。箱部分でデータの真ん中の50%部分の分布を示し、直線の部分で最大値、最小値までの両端の25%の分布を示しています。真ん中の赤い線は中央値を示しています。 箱ひげ図説明 一つの図表で全体数値の分布がわかるので、統計データの表示にはよく利用される図表になります。 箱ひげ図の作成はmatplotlib ライブ…