2019年に香港で盛り上がった民主化運動を記録したドキュメンタリー映画『時代革命』を観てきた。 私はこの運動を取材しに3回香港を訪れた。 渋谷ユーロスペースで上映中 デモに制服で参加する中高生、遺書を書きのこす若者たち、デモ隊に飲み物やハンバーガーを差し入れる市民の姿に大きな感動をおぼえた。これはひょっとすると「革命」が成功するかも、と感じたのだが、運動は中国共産党の力で無慈悲にも粉々に粉砕されてしまった。 映画はあの運動のまぶしいほどの輝きを活動家の立場から再現し、香港人の魂は死んでいない!と訴えてくる。取材当時を思い出し、感慨深かった。 主人公の選び方が適切で、運動の節目もしっかり押さえて…