第01話「邂逅の初夏」

mhk2004-12-27

公式ページ
うた∽かた Summer Memory BOX 1 [DVD]
お嬢さま口調の娘さんが旧校舎を掃除してたら大きな鏡から夢に出てきたヘンな少女が飛び出してビックリ。ひと夏の何かがはじまるらしい。パンツ見えまくり、全裸変身、デカブツ出てきて飛んでいく。

  • 構成要素:丁寧口調(主人公)+お元気少女+おっとり天然+霊感娘+双子の家庭教師+精霊っぽい不思議少女+そのお目付け役?
  • 展開:運命的な出会い、そして別れ、とのこと。とりあえず2学期には死んでなかった。宿題の肩代わりなの? 夏休み中押しかけ。「嘘」「最後の戦果(?)」。
  • 授与:太陽の力(感動して泣いた)

第02話「近接の夜空」

さっそく感想文書かされている。ジン(精霊)と11回交わる? 双子で家庭教師。鳩サブレーは頭から。近場の公園で三文芝居する双子。あんな深刻そうなブツを通りすがりの教え子にやるな!! 誤解が誤解を生んでレイプっぽい展開に→変身→飛んでいく→光った。いちおう丸く収まった。

  • 展開:「遠くい」「アパレル関係」。友人の男友達にメルアド教える+はじめての嘘。嘘嘘嘘。「あの夏のことをさ」(思わせぶり)
  • 授与:月の力(光った)

第03話「焦熱の砂浜」

みんなで海に、で大水着大会。下半身を中心にクローズアップ!! 中学生のケツと胸。一夏は小学校時代の友人・菜穂と再会する。しかし初対面の相手同士でギスギスするものだなあ。そんな時計を子供に貸す一夏父の分別のなさが元凶としかいいようがありませぬ。変身→お願い! 神の目スキャン→拾ってあげればいいのに……。一件落着はしてない気がする。

  • 展開:「ごきげんよう」「ヨロシクゥ」(Vサイン)「りょーかーい!!」「ありがとうございます、もう充分ですから」「わたし、謝らないわよ」
  • 授与:地の力(見つけてもらった)

第04話「驟雨の湖畔」

山中湖で2泊3日の林間学校。生徒でもないくせに舞夏たんも参加。両親の承諾とか、いらないのかな? 精霊呼びだせる段階で自縛霊じゃないような気がする。夜は肝試し大会。存外大掛かり、そしてパンツが見える。男とフケたはずの女子が驟雨で泥沼化した湖ほとりのはまってえらいことに→胸騒ぎ→変身→発見→助けてやればいいのに……。双子は経験ずみっぽいね。

  • 展開:「夏の思い出作りをしてくるといい」「特例ですよ」「センキュー!!」「立花さんって、マジメちゃんだよねー」「こんな思い出なんて……」「マジメなおかげで助かったよ」
  • 授与:水の力(見つけてもらった)

第05話「落涙の蕾花」

ジンの力って「視る」だけなのか。そういえば隣の人もずっと覗いてる。観測問題量子力学とかいいはじめる。今夜は鎌倉花火大会。蛍子ちゃん、お付きが黒服。また海か! こんどは皐月たんが小学校時代の同級生(男)と再会。衝撃! 浴衣の下に水着。そのあとどうする気なのか。更衣室満員。そこらへんで着替え。皐月たん待ちぼうけ食う→蛍子たんいなーい→炎のジン、頭が燃えている→がーん、衝撃映像→皐月たん、お面かぶる。

  • 展開:「おまえ、グッジョブ!!」「あの人、見たんだ」「勃っちゃダメよ」「がんばれ、皐月」「ジンの視る力は、こんな時に使うべきだと思うんです」「皐月ちゃん……」「蛍子の浴衣、直してあげて」
  • 授与:炎の力(覗き見した)

第06話「濡肌の微熱」

ぬ、ぬれはだ。なんとなく今後の展開が読めてきた。ピーピング行為が板についてきた一夏さん。ジンの力で覗き見だ〜 天に昇った――!! だけだ――!!! 家庭教師の時間に全裸→急いでパンツを穿け!→夢で問い詰め→すごい体温の計り方。ばれてたー。目が光る。

  • 展開:「俺が悪いのはわかってます……。だったら、直接俺に!」「ルール違反よ、これ以上は」「すごいねえ、ジャックと豆の木みたいだよ」「誓唯さんと沙耶さんはどんな関係なんですか!」
  • 授与:天の力(雲の上に)

第07話「木末の嫉妬」

埋めようとした御守託したから一夏のもとに沙耶が訪れたとしたら、やっぱ双子が悪いんじゃないのか!? 舞夏の正体を知ってるのか、誰かに洗脳されてるのか、一夏父母の反応が気になります。赤く光っててあからさまにおかしい。(変身してる段階でそもそも普通じゃないのに)いまさら一夏さんは悩んでみる。沙耶さんに対する嫉妬心はめらめら燃え上がるぜー。

  • 展開:「まだあなたに壊れてしまっては困るわ」「何年に一度かこんな症状の子が」「わたしの身体が普通じゃないってわかったんだろうな」「て、いったらどうする?」「ダメッ!!」
  • 授与:風の力(レポート集める→謀殺未遂)

第08話「散華の衝動」

舞夏抜きで病院にボランティア訪問。サイコ気味入院患者にぶち当たって精神状態が悪化した一夏さんは望まないはずのジンの力を発動! さあ、鬼気迫ってまいりました。めちゃめちゃでございますがな。カラーコンタクトを入れとけばいいんじゃないかな。ダメ? 便器にゲロ。

  • 展開:「存じ上げません」「ここですごせる最後の夏」「ずっと、ずっと昔から」「こんなゴミクズなんか花じゃない」「よくできた造花もたくさんありますよ」「わたしいま、汚いから」「罰を受けるのは俺一人で充分だ」
  • 授与:花の力(くのいち忍法花吹雪)

第09話「恋愛の痛痒」

一夏さんいまだゲロり中。精神的なものにより食を受け付けなくなっているようです。みんなで江ノ島行き。妹さんのデート邪魔しないように霊感少女は途中帰宅せり。皐月さんが父親と別居してる理由もまたアレで……。そんな偶然あるんかいな。とにかく痛々しい。蛍子さんの心の痛みに反応してジンの力、バリバリ発動!!

  • 展開:「わたしがおかしなことにならないように、見張っててください」「もっといっしょに行くべき相手がいるんじゃない」「まだ手遅れじゃない、はずだから!」「この野蛮人、暴力サイテー」「子供って、一方的に大人に、ひっかき、回されて」
  • 授与:雷の力(江ノ島停電大作戦)

第10話「死生の再会」

ペナルティにより誓唯さん退場。そっか、七つの罪か〜。霊感少女は巫女さんだった。なるほど、約束の少女だったのか。

  • 展開:「あの子が最後にどんな選択をするか」「わたしは人間じゃない」「誰かに計画されていたのだと」「わたしはただの道案内役」「そんなわたしじゃ、申し訳ありませんから」
  • 授与:冥の力(死者の召還)

第11話「別離の波動」

まあ、引越し。ミラノ行き。いろんなことがすべて無駄に終わる、って話なんだろな。ここにきて作画が微妙に微妙。ホテルのプールで水着大会ふたたび。残り1話でまったり展開。いいの? 蛍子さんは乳でかいなー。顔射三昧。オイル塗り。上気した頬。えろーい。なんだ、知ってたんかいな。チョウチンアンコウかいな!! 絶叫。

  • 展開:「誓唯、そのまま眠っていろ。お前はこの先起きることを見ないほうがいい」「もう、一週間しか」「ま、ラッキー、ってことでりょーかーい!」「船幽霊とか、海坊主とか」「試しの子」「いけない、このどきどきは!」「みちるちゃんたちには、関係、ありません……」「バカな子」
  • 授与:海の力(大津波

第12話「欠片の詩歌」(最終話)

まあ、思ったような展開にてラスト。そ、そんなんでいいのか!! というコロンブスの卵的答えにて大団円。きれいにまとまってるぽいんですが、あまりにも予定調和的なんで、もうちょい高みに昇ってほしいですね。〆がドリフの大爆笑だったのはびっくりでしたけど。

  • 展開:「ふたつにひとつよ」「ま、今回はこんなところでいいんじゃない」「さ、次いってみようか」「りょーかーい!!」
  • 授与:鏡の力(……)

総括

神々によるドッキリカメラというか、要はダーク・ファンタジーでした。純真な少年少女がこれといって意味もなく抗うことのできない高次元の存在に翻弄されまくるという主題はこの前とりあげたジョナサン・キャロル作品にも共通しています。このような暗い主題を扱うこと自体には問題ないと思います。ただ、蛍子たんの両親関係、皐月さんのトラウマなども単なる添え物にすぎなかったあたりなど、細部の処理があざとすぎるのがマイナスポイント。エロ分はあったけどワンダーは足りなかったかな。自分の意思とは関係なく発動してしまう罪深き魔法少女、という設定も悪くない。しかし、テーマの料理法がなんかやーらしかった。やらしい。うーん、惜しいですね。え、このラストで13話があるの?