2010-07-17 Saturday ESSEX AND THE CITY 2010
■[海軍][東京湾フェリーで空母を撮る会]エセックス久々に横須賀寄港

梅雨も明け、三連休を控えた金曜日。巨大船情報に「USS ESSEX」の文字が。
時々横須賀に姿を見せる強襲揚陸艦エセックスだが、ひと月半ほど前にガセ情報が流れたことがあり、直前まで巨大船情報に掲載されていながら結局来なかったことがあった。平日だったから私は行けなかったので実害はなかったが、煮え湯を飲まされた人もいる。そういうわけで、どうもこの艦はオオカミ少年の感が強く、今ひとつ信用がおけない。それでも、休みでもあるし、珍しく天気も良さそうだ。行かずに入ってしまえばまたこれはこれで後悔することになるので、朝4時起きで久里浜に行って来た。
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巨大船情報での浦賀水道航路南口入航予定時刻は0810、フェリーはついに14日、「くりはま丸」が売却・改装のため尾道に旅立ったため、これからは3船ダイヤはなくなり、どんな繁忙期でも2船ダイヤとなり、当たる可能性のある便は久里浜0720発の2便となる。2船ダイヤの場合完全な同時刻機織り運行のため、どちらに乗っても同じだが、午前の入港でフェリーが先着する読みの場合は当然東側より西側を撮る久里浜発の選択となる。また、金谷港は入港してしまってもこのクラスなら最悪船上からでも狙えるので、入港してしまえば港外が見えなくなる久里浜よりも生き残る可能性が高い。
というわけで…
三連休の初日、久々に乗船客でにぎわうフェリーターミナルを定刻0720に出港、まず港外でフェリー航路の真横に泊まっているのはなんと米軍タグ、マニスティー USS Manistee YTB-782だ。じょ〜じ君だとここまでは来ないが、よその母港艦艇で大型艦だとこんな遠くまで迎えにくることはままある。なんとフェリーから100mもない所にいるため撮り放題、まずは最初から幸先がいい。
で、かんじんのエセックスだが…浦賀水道航路南口入航予定時刻0810に対して、フェリーは定刻では0800には金谷に入港してしまう。若干?いやかなりフェリーが早い進行なので、まず当たるのは諦めていたのだが、案の定南の海上を探してもどこにも…いや、いた!! 真横を向いている。しかも動いている気配がない。これは予定よりも遅れるのでは…まあ、こちらはまた金谷から返しなので、遅れるならいっそ40分ほど遅れてくれればまた当たるのだが、そうは都合の良い進行になるか…と、考えているうちにだんだん向きが変わってこちらに向かって来た。う〜ん、でもやっぱりちょっと遅いな、どこまで挽回できるか…
貨物船、マリンヴィクターMARINE VICTORの後ろにつけ、北航してくるエセックス。時刻は0743、ここでフェリーは航路中央、あとは右舷側でどこまで撮れるか。
しかし、予想したよりいい角度、七・三のアングルで撮れた。ただし、連休とあって一帯は無数の釣り船が遊弋しており、これを入れないで決めるのはほぼ不可能に近い、一番うるさくないのがこのカット。
ほぼ真横に。
久里浜火力発電所の煙突をバックに。当日は東京を出る時は雲一つない晴天だったのだが、三浦半島は大楠山も雲の中、陸地だけ低い雲に覆われ「今回もまたか!?」と絶望しかけたほどの悪天候だったのだ。この写真でも煙突1本が雲に隠れてしまっているのがおわかりかと思う。この時点で0757、まだ浦賀水道航路の1番灯標には到達していない。
迫力ある正面がちのショットは撮れなかったけれど、最近本当に雨か霧の中でしかフネを撮っていない私としては、天気も良く85点位の出来だと、観音崎で変針して横須賀に向かうエセックスを見送ったのだが、帰路「やまぎりとまきなみが出港」との情報があり、うまく当たれば帰りもおまけ?と期待したところ…
まず先に、特務艇はしだてASY91が南航。なんかすげ〜な、土曜だっちゅーのにフネ当たりまくり。これは南航路からだいぶ外れて、海岸寄りを通って行った。
期待の護衛艦2隻はさすがにそうそう都合のいい話もなく、入港してから南航して行ったが、それでも本命を当てた気楽さか、目で見て楽しむのには充分。馬堀沖でエセックスと行き会うのを見て、一時は左を見ればはしだて、右を見れば護衛艦2隻とエセックスという、あ〜ぐんくつのおとぐんくつのおと状態だったのだ。こんな日もあるもんだな、だいたい軍艦撮らなくても素晴らしい快晴の下、フェリークルーズは気持ちいい。皆さんもぜひ、用事がなくても(笑)東京湾フェリーの往復遊覧で休日をエンジョイしてみて下さい。
2010-07-03 Saturday デビッド・ハミルトン先生の写真教室
■[海軍]じょ〜じ君再びヒコーキ載せたまま帰港

先日のエントリで、なにやら霧の中を漂う幻想的な物体?を紹介したが、今回もこのようなことになってしまった。CVW-5を載せたまま横須賀に帰って来てしまったジョージ・ワシントンである。
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しかし、さすが神と呼ばれた雨男、出港を撮った日は↓あのような小雨&超濃霧で、巨体のじょ〜じ君が観音崎変針点直前、すぐ近くまで来ないとわからないような有様、関東地方はその日に梅雨入りとなったのだが、翌日以降はほとんど降らず空梅雨の様相、しかし私がフネを撮りに行くとこのような状態になるのであるwwww 陸地バックがうるさいが、翌日の独立記念日を控え満艦飾、晴れていればそれなりに見栄えのする写真になったのだろうが…
2010-06-28 Monday ひゅうが君を そっと陰から見守る 分遣隊長の目
2010-06-18 Friday 地下に潜行しつつも、いろいろあるんすよ
■[海軍][空軍][乗り物全般][東京湾フェリーで空母を撮る会]2010年上半期の行動記録大公開

まあ、いろいろと暗躍しています。
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こんな珍機から始まって…
こんなのとか…
海は海でこんなのも…
これは参った!ゲロゲロw
狙ったのは大遅刻して来ねえくせにこんなのとか。
予報は最悪だったのに、なんとか持ち直して例年の仕上がり。
これはビッグなサプライズ!航行してるのを初めて見た。しかも本牧沖から久里浜までずっと続行で撮り放題! また7月25日にやるからみんな来てね〜!!
そして…最近作。なんですかこりゃ!? 何が写ってるのかもわからない。だいたいどこですかねここ?w
大成功だったものもあり、大成功したけどそれなりの代価を払ったものもあり。文句無しの大失敗だったものもあり…それなり?の打率で後半戦へ。
あさり
前半の振り返り!
とりあえず、私としてはここで「おお!DDH182がー!!!」と反応しておくとこでしょう(笑
でも、形がちがうな…(爆
ま、寝言はさておき、ステルスカクカクなフネは、今後こんなのばっかりになっていくんですかねー。描きやすそうだけど、もうちょっとこう、デザインがどうにかならないものかなあ、という不満が先にたってしまいます。つまり、かーいくないわっ…と
Blueforce
>あさり様
早速コメントありがとうございます。
まあ、あっちの方の焼き直しなんですけどねw でもツイッターには上げてないのもあるか、この形の違う?wDDH182はあさりさんは初めて見られたんですよね? これもシンガポールの駄賃で撮れたカットですね〜
カクカクは、私も初めは馴染めないし、こんなんばっかりになったら嫌やな〜と思っていましたが、ことフォーミダブル級に関しては、日本人で自他共に認めるNo1マイスター?wということもあり、なんか違和感なくなってきました。来航した2隻とも洋上で仕留めましたからね〜
それはそうと、7月25日例のクルーズいらっしゃいませんか?
2010-06-15 Tuesday ツイッターやってます

またまたお久しぶりでございます。
頂いたコメントもお返しせずに放ったらかしにしておりますが…日常の日記はツイッターでやっております。基本エロトークですがw艦船情報なども織り交ぜておりますので、ご興味のある方は覗いてみてください。
アドレスは
2010-02-21 Sunday 男の夢 青森から憧れの同伴出勤
■[乗り物全般][東京湾フェリーで空母を撮る会]東京湾沖でナッチャンWorldに乗る

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これが今回の航海の乗船券。主催の会社は3社ほどあって、私は近ツリを選んだのだが、入金確認後乗船券を発送するので……というので、火曜に電話したらその日が実質的に締切と言われ、慌てて住所を告げて申し込んだのである。
すでにエグゼクティブは満席となっており(もともと座っている暇などないのでエコノミーで結構なのだが)、エコノミー1人6000円*1を振り込んだら、土曜の朝にツアー要領を書いた紙と乗船券が送られてきた。しかしこの乗船券、津軽海峡フェリーのイルカの絵が透かしに入った、正規のチケットとなっており、こんなイレギュラーなイベントに正規券が…とびっくり。改札の入鋏も、ごらんのようにイルカのシルエットのパンチとなっており、これはこれで貴重な思い出の品ではあった。
本日のクルーズは久里浜を起点に午前と午後の2回実施される。私が立てた撮影プランは、横須賀港は午後になるほど光線状態は良くなるので、午前の回に乗って午後の入港を撮ろうというもの。どうせ早朝に現地に着かねばならないのだから、おまけで(光線はもちろん良くないが)朝に横浜から回航されてくるのも狙おう、とすると、外撮り2回に加えてクルーズを楽しむことができると、ナッチャン三昧の一日となる。
横浜港の出港予定時刻は0600、そんなに早いのか、とりあえずアテで入れてあるだけではないかと思ったが、午前の回は1030出港である。準備や乗船の時間を考えると遅くとも0830頃には着岸していなくてはならず、いかに40ノットの高速船といえど浦賀水道航路は12ノットしか出せないことを考えれば、それほど不自然な時間でもない。
昨年の横浜出港は撮れなかったので(↑のように観音崎で撮ったので)、狙えるものならそれでもいいのだが、朝の6時ではまだ薄暗いし、その後の乗船を考えると、なるべく久里浜に近いところにいたい。というわけで、5時起きで迷わず数週間前にロケハンをしておいたポイントへ……
巨大船情報に出るほどの大女であるナッチャンが、事前にアナウンスされていた浦賀水道航路北口入航時刻は0735(当初0720で出ていたが、前日になって15分遅く変更になった)、東京湾フェリーで空母を撮る会でおなじみの北口入航時刻プラス20分の法則では、フェリー航路(久里浜沖)に8時前くらいには到達する計算である。観音崎に遮られ奥側の見通しがきかない山の上で待つこと30分ほど、8時過ぎにナッチャンは姿を現した。
航路外を突っ切ってゆく大島航路のジェットフォイル、セブンアイランドとは異なり実直に浦賀水道航路を12ノットで南航してくるナッチャンだが、港の北東でセブンアイランドと同じように航路を逸れ、久里浜港に入港……と思いきや、ここで行き足はどんどん遅くなり、ついには停まってしまった。港内は狭いし定期ダイヤ優先だから、0820で出港する東京湾フェリー第3便を港外で待避するようだ。
これが昨年、去って行くナッチャンを観音崎で見送った最後の姿。水先人を降ろすため、久里浜沖で停止したのだが、なぜか船首を思いっきり南西に振って、その時すでに久里浜に入港するつもりか!?と慌てたものだ。しかも、時間が良くないと迷った挙げ句フェリーをやめて観音崎に来たのに、この写真で見るように極めていい位置で東京湾フェリーとかぶり、判断ミス(でもないんだけど)に頭を抱えた痛恨の1枚。今回も観音崎で見ていたら、このような船位になっていたことだろう。
フェリーをやり過ごし、やっと動き出したところ。いずれにしても逆光であるが、今回も意外に横がちで撮れる機会は少なかったので、貴重なアングルではある。動き出してしまえば後は早く……
狭い港内に入ってくる。すでに岸壁にはスタッフとは思えない人がチラホラ…しかし、この写真ほど、世の中の善と悪、というのだろうか、相克を象徴しているものはないのだろうか。後ろに見える施設……「塀の中」という奴なんですよw こんなに鮮明な写真を載せていいのかどうか、というのもあるが、塀の中に入っている人も、誰もが昔はナッチャンに描かれているような絵をイノセントな心で描けた(はず)のだ。中からこの見慣れない珍妙なフネを見ることができたかどうかは知らないが、ナッチャンが今一度、その子供の頃の清らかな心を呼び覚ますきっかけになれば、と願わずにはいられない。と同時に、フネオタの犯罪者がここに収容されたら天国なのか地獄なのかというwwww私がム所にぶち込まれる時は、ここにして欲しいようなここだけはやめて欲しいような……
0850接岸完了。まあ普段悠長なことやってられないフェリーだからタグなんかで押したり引いたりしてもらわなくても動けるんだが、それにしても初入港の狭い港で、見事な操船であった。東京湾フェリーは0900久里浜着のくりはま丸による第3便が間もなく着岸するところ。0系と500系位、はたまたセイバーとラプターか、チャールズ F.アダムス級辺りとインディペンデンス級(そのままやんけ!w)位違う造形の2隻の見せるコントラストよ。しかし、「東京湾フェリーで空母を撮る会」を主宰し、日頃趣味のホームベースとして東京湾フェリーにお世話になっている身で、はたまた自他共に認める?ナッチャンフリークの私としては、この両者がよもやこうして顔を揃えることがあるとは……なんか、妄想が都合良くそのまま現実になり、しばし感慨深く見つめてしまった。どうなんこれ、なんか両親が長期海外出張で家に一人暮らしとなった主人公の家に、見知らぬ美少女が転がり込んできて共同生活…みたいな妄想っぷりですよ、私にとっちゃ。
久里浜港全景。ナッチャンが着岸したのは2007年9月まで当港―大分間に就航していたシャトルハイウェイラインが使用していた、260mの長さを持つ久里浜1・2号岸壁。ナッチャンが着岸するには充分な容量である。ちなみに、この写真で左の方、岸壁が切れている奥の砂浜に面したところに、ペリー提督上陸記念碑がある。
朝のウオームアップを終え、下に降りてきた。そのまま車で久里浜1・2号岸壁に向かう。すでに乗船開始間近、青森や苫小牧で車で乗船する時のように、「1便乗船」と書いた紙を手渡され、ダッシュボードに置くと、船尾近くの乗船客用駐車場に誘導される。
普段岸壁は立ち入れないし、今回も乗船客以外は入れないのかと思っていたが、「見学者用駐車場」と書かれた看板もあり、今日一日は自由に入れるようだ。山の上からでは影になってわからなかったが、着岸時横須賀市長?も出迎えての入港記念セレモニーもあったらしい。岸壁では自由に動けず、追い立てられるようにして乗らなければならないのかと思っていたが、軍艦じゃないんだからそんなわけないよな、撮影タイムもたっぷり確保できて、まずは朝からいい調子だ。
なんて撮影に夢中になっていたら、すでに出港5分前!! 例によって重い機材を担ぎ慌てて乗船口に走り、ひと汗かいたところで、午後乗船組らしき人々が岸壁で手を振る中、1040出港。見慣れた久里浜港、火力発電所の煙突も、雪で覆われたデッキ越しに見ると非日常……しかも、すでにこの辺りで充分速い! 新幹線で、東京を発車して、当人(?)流しているつもりでも、在来線の電車が一生懸命走っているのをス〜ッと抜いて行く、あの感じだ。
そして、ほどなくしてナッチャンの真骨頂、高速航行が始まった! 事前情報ではあまり速力を上げないのではないかと聞かされており、6000円の大枚を払う意義が…と心配したのだが、代金払い込みで送付されてきたパンフレット(といっても紙1枚だが)には「36ノットの高速航行」と謳われており、期待してきたのである。豪快にしぶきを上げるウエーキは、営業運行中に陸奥湾で引き波が海岸近くの砂を巻き上げ、漁業に支障するとクレームがついてしまった(それも運行中止の遠因のひとつである)残念な経緯の原因でもあるが、そんなに広がって行ってるかなあ? あと、高速船だけに後部のみに設けられた露天展望デッキは、さぞや強風が吹き付ける―ひょっとしたら沖に出たら立入禁止になるのかな?―のだろうと思っていたが*2、予想に反してほぼ無風の状態で、まったく寒さも感じず快適だったのは意外であった。護衛艦で旗甲板にいたら、三戦速で息もできないような強風に襲われるもんな…速力の基準表は最微速・400rpmで11kt、微速・430rpmで13kt、半速・450rpmで15kt、全速・500rpmで16kt(以上ここまで港内での速力)、航海速力は900rpmで40ktとなる。
しかし、この両側に広がる陸地が、津軽・下北半島ではなく、房総・三浦半島というのが、何ともシュールですな。右端に見えるちょっと高い山が鋸山である。
レンズを替えたり、日記の更新などに忙しく、景色に目をやる時間がなかなか取れないという、現代人にありがちな本末転倒の時間を過ごす中、なにやらアナウンスがあり、気がついたら体が妙に遠心力で振られる……それは、33ノットという高速力での180度ターンであった。え!?もう帰るの? なんだよまだ時間半分経ってないじゃん、あ〜もっと遠くまで行って欲しかった……沖に大島を見ながら帰路に就く。
ちなみに公試時の旋回性能は、右旋回で発令から180度(つまり対向)まで1分22秒、360度まで2分33秒、船体が90度の角度を取るまでの距離(アドバンス)は309m、最大旋回圏688m、左旋回では発令から180度まで1分19秒、360度まで2分25秒、アドバンス277m、最大旋回圏661m(いずれも舵角30度)となっている。左旋回の方が時間も短く小回りなのはなぜなのかは不明。
出港時に「潜水艦が南航していった」との目撃証言があり、その通りほどなくして前方東側に浮上航行するおやしお型の艦影を発見。もちろん潜水艦などナッチャンの敵ではなく(?)あっという間にブッちぎったが、向こうはなんだと思ったろうか。もちろん、津軽海峡をしょっちゅう行き来している潜水艦のクルーがナッチャンを知らぬはずはないが、今回のイベントまではご存知かどうかはわからない。
「右舷後方より客船1隻接近中、ノベンバー目標と呼称する。ノベンバー目標、的針的速187度、36ノット、同航」「何ィ!?36ノット!? そんな速力で航行する奴がいるか、ノベンバー目標船名知らせ」「ノベンバー目標、……ナッチャン…ワールド。ナッチャンWorldです!」「なななな、なぜナッチャンがこんなところに!?ちょっと上がってくる」「艦長上がられます、気を付け!」
というようなやりとりが繰り広げられていたかどうははわからないが、さっき抜いていったのがすぐに向こうから突進してきたのだからこれまた驚いたろう。写真は帰路すれ違った際の撮影で、今度は当船が東側で反航して行く。多数の船舶が輻輳する東京湾南口で35ノットはなかなかワッチに気を遣うものだろう。現在の船舶はAISを搭載しているので電子海図を見ていれば動きはつかめるが、そんなものをつけていない漁船やプレジャーボートがうようよしているのだ。一つ間違ってひっかけてしまえば大変なことになる。まさかこんなイベントで水路通報を出すほどではないだろうが(実際出ていなかったが)、久里浜の岸壁には海保のジャンパーを着た職員がいたので、監視・アドバイス要員として乗船していたのかもしれない。帰路には遠く大島から上ってきたセブンアイランドと併走する瞬間もあった。その様はまるで観艦式の受閲部隊第9群位?w ジェットフォイルとウエーブピアサーで編成された高速船隊のよう……
客室内では、青森から来てくれた青森ねぶた実行委員会の方々によるねぶたの実演も催された。「ラッセラーラッセラー!」のかけ声が船内中に響く……いいねえいいねえ、全身で青森を感じることができるねえ。ただの体験航海ではない、旅心をくすぐる粋なプログラムがいくつも用意されている。
1210、1時間40分の行程をあっという間に終えて、久里浜に戻ってきた。
さて午後の回は、当初朝と同じ山の上にまた登ろうと思っていたのだが、いくら光線が良くなると言っても同じアングルを2度撮るのは芸がないし、朝の入港とさっき自分が乗った回の入港で、かならずフェリーを待避するということがわかった。午後の回の入港は1510、金谷1420発の9便に乗れば、久里浜入港は1500なので、また10分前に入港で続行で入ってくることになる。ナッチャンの入出港時刻も、もちろんフェリーと干渉しないように計算されたものだろう。先程入港した時も、入港予定時刻の30分ほど前には久里浜沖に着いて、後はフェリーを待ちながら続行でダラダラ入って来たのだ。これは絶対に沖で狙える!
されそうすると、金谷発9便に乗るためには久里浜1315発の8便に乗って返す必要がある。マージンは1時間ほど、同行の方とどこに行くかを協議して、散り散りになるかと思いきや、朝から行動を共にした方1名がやはりフェリーで……というので、急いでフェリーターミナルへ。いつものように往複遊覧券を買って、最後の迎撃戦へと出港!
往路、続行で出ていったナッチャンを船窓に見ながら、しばし休憩タイム。しかし、何度見てもその光景は非日常だ。東京湾フェリーの船窓からナッチャンが往くのが見える……そうして金谷まで来るとさすがに姿を見失うも、1420定時出港すると、南の海上に小さな、ちょっと通常の船舶とは思えない点が見えた。
その特徴的な船影は見る見るうちに大きくなって行き、はっきりナッチャンだとわかるようになる。どうだろう、いつもの空母撮りの時と比べて、いい感じにぶつけられるペース配分だろうか……もちろん、ナッチャンがどんなに速くても、最終的にはこのフェリーを待って後ろにつくのは100%確実だが、連れの人に絶対大丈夫だから、と断言して乗せた手前、外したらA級戦犯の謗りは免れない。
しかし、鉄板の勝負だけあって、読み通り完全にフェリーの後ろについて続行体制。すでに盛大なウエーキこそ曳いていないが、素晴らしい! あの、一文無しになりながら青森港の防波堤で撮影した、正面がちの鋭い刃物のようなナッチャンの表情が、目の前にある。心配した光線状態も、却ってエッジが際だつ半逆光になった。これだぜこれだぜ、俺が撮りたかったのは! フェリー大正解だ〜!
フェリーからナッチャンを見る分遣隊長。2年前の青森には連れて行けなかったが、昨年、そして今年は土日とナッチャンを見ることができた。とにかく一日3度という撮り放題の得難い機会で、しかも青森で果たせなかった乗船という体験ができ、2年半の月日を経てナッチャン追撃戦ここに完結……と相成るわけである。
乗船時に頂いた、今回のまるっとクルーズ乗客用デザートボックス。青森の洋菓子店のケーキ2個とりんごジュースが入っていた。もちろん、乗っている間、撮っている間中は食べるどころか開ける暇もなく、家にそのまま持ち帰ってきたのである。何もかもオール青森づくしの、本当に素晴らしい航海、素晴らしい一日だった。
ナッチャンは同日夜、久里浜を出港し、予定通り入渠のため和歌山県由良に向かったとのことである。原油価格が落ち着いたとはいえ、経済情勢もあり相変わらず宙ぶらりんになってしまっているナッチャン姉妹の身の振り方であるが、今回の首都圏での公開、そしてクルーズが青函航路へのPRになり、再登板への道につながれば……悲劇の姉妹に幸あれと、ケーキを噛みしめたのであった。
2010-02-20 Saturday 青森からのラブレター
■[乗り物全般]ナッチャンWorld再び横浜に現る

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昨年2月28日から3月7日まで、横浜大桟橋に奇跡の寄港を果たしたナッチャンWorldが、今年も横浜に来ることになった。
昨年の寄港も、和歌山県由良への定期検査の途上、横浜開港150周年記念協賛行事の一環として招聘されて立ち寄ったものにつき、あくまでも「ついで」なのだが、新聞やテレビで報道されて一般公開はそれなりに賑わったし、同時にクイーン・メリー2が初寄港したり、横浜港内の有料体験航海を実施したりして、まさに奇跡ともいえる感動のひとときを味わった。
当分遣隊ではWorldの就航直後、2008年5月に青森まで出向き、Reraと両船の撮影を行って以来、ナッチャン姉妹の魅力に取り憑かれ、以来撮影をライフワークとしている(おおげさw)のである。
よもや横浜で、観音崎で、ナッチャンを見られるとは……こんなことはただ1度、最初で最後の機会だと灯台の上からしっかり目に(そしてCMOSにも)焼き付けたのである。
しかし、「また来年も来てね〜」なんて冗談を言ったら、ウソから出たまこと、本当にまたナッチャン横浜に来るという。しかも、小耳に挟んだところによると、久里浜にも寄港するらしい……これはちょっと事情があってw、かなり早い段階で情報を入手したのだが、いったい何の用事があって久里浜に入るのか、まさか東京湾フェリーが…!?とあらぬ妄想をかき立てられるなか、昨年は横浜港内で実施だった体験航海を今年は久里浜から外海に向けて実施すると、大々的なPRが始まった。
ナッチャンにすれば微速に毛が生えたような速力で横浜航路を出て入って小1時間のクルーズよりも、その驚異的な高速性能をアピールできる外洋に出た方がいいに決まっている。しかし、知らぬ港に入るとなれば、係船料その他費用もかさんでくるし、当日の要員手配、宿泊費から交通費から立て看板に至るまで、横浜1カ所で済ますより明らかに負担が大きくなる。いったいそこまでする理由は何なのか……しかし、そんな心配をよそに、立派なポスター、チラシ、事前PRなど、2回目だから要領も掴めてきたのか、それにしても開港150年のお祝いの時より明らかに高いテンションで2月17日、ナッチャン姉妹を代表しWorldが2回目の来横を果たしたのであった。
もちろん、当初は17日の入港もお迎えに行って同伴出勤するつもりだったのだが、天気があまり良くなく、スカイウォークで撮れるのならアングルも変わっていていいが、営業開始前の時刻に入港ということで、素直に諦め、土曜の一般公開、そして日曜の体験航海「まるっとクルーズ」に賭けたのであった。
1年ぶりに大桟橋にやってきたナッチャンWorld。なぜいつもReraではなくてWorldなのかは謎だが、まあ定検のサイクルとイベントの日程が2回ともたまたま合ったということなのだろう。
1年前と違い、今回は赤レンガに面した面に泊め、対岸の横浜海上防災基地に泊まっているしきしまと夢の並びが実現したのは素晴らしい。しかし付け根側のDバースに泊めたので、しきしまとの位置関係はいいのだが、桟橋の上から狙おうとすると前がちのアングルではかなりの広角を使わないとギリギリ……でも、昨年はドン曇りで死ぬほど寒く、絵的にもパッとしなかったので、この快晴はありがたい。
最近整備された、開港当時の横浜港の姿を整備復刻した象の鼻公園は、C・Dバースに停泊する船舶を正面がちに狙える絶好の撮影スポットとなった。ナッチャンをバックに分遣隊長もポーズ。
昨年はベイブリッジのバックが定番のアングルだったが、今年は赤レンガとランドマークタワーを絡めることができた。
色味も揃って、素晴らしい対比を見せるしきしまに、意図してはいなかったがマリンルージュもさりげなく写り込んでいて、あ〜なんて贅沢な取り合わせなんでしょう!! サザンの歌にナッチャンが出てくる日も近い!? てゆーかあまりに違和感なく横浜に溶け込んでいませんかあなた?
さて乗船となるが、事前PRが行き過ぎてしまい、昼過ぎに行ったところなんと80分待ちとのアナウンスが!! ただ、見たところ結構流れているようだし、結局舷梯が1本しかないための交互通行が原因なので、それほど待たないだろう、と迷わず並ぶ。案の定30分足らずで乗船することができた。乗ってから下を見るとこんな感じ。
ナッチャンの船内は最下層、トラックも積載可能な天井の高い車両甲板と、固定式のスロープで上がって行く高さの低い乗用車用甲板、その上にエコノミー・ビジネス船室、最上層にエグゼクティブと4層構造となっており、オーストラリア風に下からTier1〜4、それぞれT1・T4などと呼称する。T1では今回青森物産即売会をやっていた。生の魚介類から缶詰やパックの珍味、民芸品、りんご、各種野菜、長芋、ニンニク(どっさり木箱に入っていたが帰ることには空っぽになっていた)、ヒバ石鹸まで名産品がなんでも揃う……2回目でせっかく来るなら商売も、とやり方がこなれてきた。まあ、青森のPRに来るんだからこっちの方が盛り上がる。今回の来航名目は本年12月に予定されている東北新幹線新青森開業のPRで、吊り下げられている青いペナントはこれを表している。
こちらは何もイベントがなかった昨年の撮影。中央に見えるのがT2への固定スロープである。フェリーでは搭載数を稼ぐためにここを可動式のランプとし、上に載せ終わったらスロープにも載せて跳ね上げてツライチの床として、下層の該当個所にも車を並べるという構造になっているものが多いが、ナッチャンはそこまでの必要がないのか、総アルミ製で重く大がかりな巻き上げ設備などを設置する余裕がないのか、固定式である。また、船の前方に向かって降りているので、上層に上がるときは一度Uターンしてから登ることになる。
こちらがT2レベル。これで見ると何か妙に天井が低いように見えるが、もちろんミニバンが入れる程度には高い(2m30cm程度か)。
こちらはおつまみコーナー。
ここ、本当にナッチャンの船内か!? 魚も大トロからカレイまで、青森産なら何でも揃う。しかし、今回の寄港は前述の通り和歌山までの途上に立ち寄ったもので、売れ残ったらどう処分するのだろうか…デッキには商品を搭載してきたらしい室蘭ナンバーのトレーラーが1台置かれていたが、ここに戻すにしても、専用のランプがない岸壁の港―すなわち青森と函館―でないとトレーラー自体を降ろすことができないし、鮮魚は横浜のスーパーに卸す段取りができているのだろうか(ま、もっとも鮮魚は最初から横浜で調達したのだろうが…)
こちらでは当時熱い戦いの真っ最中であったチーム青森のブースが。カーリングのストーンとブラシを展示して、「カ−リングウォーター」なる怪しげな液体?を売っていた。いやいや怪しいわけではなく、売り上げの一部がチーム青森の強化資金に充てられるミネラルウォーターだそうです。ちなみに、ストーンもさすがに現物はなかったが販売を承っており、世界選手権で認められた、スコットランドのアルサクレッグ島で産出された石を加工した「ケイボンスビル」をお勧めします、とのこと。長野オリンピックモデルAタイプ165万円・Bタイプ130万円(いずれも1セット16個)、レンタルも10万円〜30万円であるそうです。1個10万もするんやの〜。ちなみに重量は19kgで、持ち上げるのにはそれなりの腕力を必要とする。
当船は3クラス制で、この写真のエコノミー、ビジネス、そして後述するエグゼクティブと、予算に応じて選択肢があるが、エコノミーでもシートピッチは充分に広く、快適である。だいたいこのフネ、遊べるフリースペースが多くて2時間半の航海でどれだけ自分の席に座ってる時間があるんだかwwww
そう言ってるそばから、エコノミーの最前部はすべてフリーのソファとなる。テーブルの端に乗っている黒い玉のようなものは掴まるためのグリップ。
エントランス部中央にはエコノミーからエグゼクティブに上がる階段がある。その後方(写真で奥側)にはエコノミーでは両側にショップ、エグゼクティブでは中央部にキッチンつきのカウンターが設置される。
エコノミーのフリースペース(昨年の公開時)。昨年もそこそこ見学客で混雑していた記憶があるが、こうやって見ると全然入ってないな〜。今年は人でごった返していてこんな抜けてる写真撮れなかった。
昨年はナッチャングッズ位しか売ってなかったエコノミーのショップでも、りんごの段ボールまで積み上げて青森名産品のオンパレード。もちろん、ノートやハンカチ、レターセットといったグッズ類、次はいつ買えるかわからないのでしこたま仕入れてきました。
エコノミーのフリースペース壁面には、現在の津軽海峡フェリーフリートの写真と解説が。私の大好きな漢のフネw、「えさん」ももちろん展示されているが、昔の緑白の姿は格好良かったけど塗装変更したらなんかしまらないなあ……
エコノミーのフロア、エントランスから壁を隔てたところにはキッズルームがある。この掲示をはじめ、ちょっとした注意書きにもオージーセンスを垣間見るデザインが散見され、これもまたナッチャンの魅力のひとつとなっている。こちらも今年は大勢の子供達で大変なことになっており、そういうトコで昨今いいオッサンが一眼振り回すとアグネスが飛んできそうなのでw……
誰もいない昨年の公開時の写真を。オ〜なんでも記録で撮っとくもんやのォ〜
エントランス部の壁面に飾られている当船のネームプレート。ハルナンバー065は2年前の日記で解説した通り、またプレートの形はインキャット社が所在するタスマニア島を模している。造船所のあるホバート市は「5」の文字の右斜め下辺りになる。
上層は豪華なエグゼクティブ船室。こちらは片舷あたり6席が設けられている4人用スペース。各スペースには個別に液晶TV、フレキシブルアームの読書灯、クッションが備え付けられており、これで2時間半の航路は完全にオーバースペックなのでは*1……ちなみに、1番船のReraはこちらに比べると、普通の座席が並んでいるだけであまり驚きはない(らしい)。
エグゼクティブ船室の前部、片舷あたり11席が設けられている2人用スペース。こちらも素晴らしい…
エグゼクティブ船室の後部には、窓に向かって斜めに片舷あたり4席のマッサージチェアがある。各座で色が異なっており、なんとも重量感あふれる仕様。
コクピットは、ウォータージェット推進の高速船だけにもちろん舵輪はなく、肘掛けの小さいツマミによるステアリング操作となる。フルノ製の電子海図モニタの前にあるのがスロットル。コクピット自体は後方に事務机やキッチンもあり、絨毯敷きで居心地のいいオフィスのよう。
T2の後部露天デッキには、なんとこちらも青森からのお土産、雪が積もっていた。
最近たまにやりつけない正調乗り物写真を離れて、若干芸風の違う作例を模索するようになってます。
というわけで、カタギの人間を連れてフットワークも悪く、夜景の写真などは難しいので本日はこれにて撤退。そして、いよいよ明日は久里浜でのまるっとクルーズとなるわけである。
*1:ただ、定員が完全に横になるには若干狭いようで、夜行便としての需要に応えるには設備が中途半端だとの批判もある









































































お待ちしておりました。