リニモに乗ってきた

Nagoya guideway bus

日帰りでまた名古屋に行ってきた。今度は遊びでなく所用。
ここの所、ニュージーランド艦隊レポを遅くまでやっているので、(いつもそうだといえばそうだが)寝不足で、新幹線に乗った途端爆睡。辛うじて品川に停まったことは覚えているが、環七をまたぐ辺りはもう記憶ないもんな〜。新幹線って、なぜあんなに深い眠りを誘うのだろう・・・これが大阪に行くのに新大阪止まりだとなんの心配もなくガーゴーできるのだが、名古屋だとちとプレッシャーが、などといいつつ笠寺の辺りでちゃんと起きた。しかし余りに眠りが深いと、目が覚めてもすぐに立つことはおろか、体を起こすことすらままならないよね。
本題の用件はすぐ終わったのでいいとして、せっかくだからとオーストラリア艦の時以来懸案のリニモに乗ってくることにした。地下鉄東山線で藤が丘まで。名駅からだと駅数も多く、異常に遠い。東京の感覚からすると三田線で日比谷から西高島平に行くようなものである。もちろんこんな所行くのは初めてだが、地上に出てもまだまだマンションなどが建て込んでいるのに驚く。
藤が丘を降りたところ、駅前広場は大きな屋根で覆われ、大行列を並ばせるためのロープの順路が設けられていた。リニモの切符は仮設の窓口で買ってくれという。平日の午後だけあり、万博の客は皆無でだだっぴろい空間には誰もいないが、スタッフの数は異様に多く、誘導する客もいないので手持ち無沙汰に立っている。最初自分のなかで万博との関連づけがすっかり欠落していたので、「こっ、この駅は一体なに!?」と驚いてしまった。
そこかしこに立つスタッフに誘導され、地下に降りるが何度も階段をグルグルとかったるい。こんなに深く掘らんでも・・・ホームに着いたら、やたら短いのにまたびっくり。新交通システムのような車体長の3連だから当たり前だが。10分弱待って、07編成に乗車。最初ホームは空いていたが、発車の時は結構立つ人もいるような状況だった。外人さんもチラホラ。私は当然かぶりつきに陣取る。乗務員は本来藤が丘―はなみずき通の地下区間1駅間のみ乗務だが、万博期間中は全線乗っているそうな。ま、座ってくれるから前方を見る分には支障はない。
ゆりかもめなどの新交通と違い、運転台コンソールを開けてくれるのでなかなか動きが見えて面白い。発車時刻直前にブレーキが緩解し、ノッチが入ったのは12秒を過ぎた辺りだった。これで恐らく15秒刻みダイヤなのだろうということがわかる。初めて乗った浮上式リニアだが、それほど違和感も感じず、まるで遊園地のアトラクションのようなトンネル内を進む。はなみずき通の先にある最急曲線を曲がると、その先に見える景色がまたいっそう遊園地の乗り物のよう・・・
なかなかのアップダウンを音も立てずスーッと走って行き、100km/hを出しても(一瞬だが)確かに速度感はあまりない。杁ヶ池公園の辺りからもう観覧車が見え、万博会場の辺りのただならぬ雰囲気が察せられる。小高い丘に登るようにして万博会場駅に到着。気がついたら車内は満員になっていたが、それがほぼ全員降りてしまった。しかし、ホームにはそれと同じだけの人数が。またもみくちゃになって出発。最大の圧巻だったのは陶磁資料館南から万博八草にかけてだ、谷底の駅に向かって緩いRを描きながら丘陵を駆け下りる、まさにジェットコースターのような線形。しかしここを全速力で走り抜けるはずもなく、早々に抑速がかかってしまうが・・・
さて、初の浮上式リニア体験を満喫し、戻るにしてもまたリニモに乗るのも芸がない。帰りは愛環で瀬戸に出て、瀬戸線で戻るかと、ホームに降りてみたが、次の列車は10分程待ちでエキスポシャトルとのこと。ここですっかりボケをかましてしまい、こんな211系10連が停まれるホームなど愛環線内にあるはずもなく、列車は無情に高蔵寺へorz
仕方ないのでそのまま乗車で、ちょっと栄に用件があるので大曽根瀬戸線に乗り換えた。全部終わって腹も減ったので、元祖味噌カツ丼で有名らしい「味処 叶」へ。なるほど、味噌かつは食ったことあるけど(駅地下レストラン街とかそういうレベルの店で)、卵も乗ってこれは別物だわな〜。味覚をはじめその習慣や風俗が全国の他地方からいろいろ言われる名古屋だけど、この甘い肉というのは、私的にはかなりストライクだというのを再発見したお店だった。
名古屋独特の風習で、今もっとも熱いのが名古屋巻き。駅前を歩いていると、みんながこの髪形で、同じような服装をしているのに驚き。これって、パッと見は確かに「ウホッ、いい女!」と目が行くけど、結局のところ本当に美人さんなのは全国平均と変わらないようで・・・
Photoは今回カメラを持っていかなかったので、以前乗ったことのある、おもしろ乗り物シティ名古屋を代表するもう一つの変わり種、ガイドウェイバスを。