ナナロクダイバー

Blueforce2008-07-27

寄船ヘの道ははるか遠い…真夜中に異常な熱気の静岡駅にて、もちろん眠らずかぶりつき中。本日の先頭は静シスF10編成Tc372-10。

ぉ、キヤ97だ。初めて見た(^O^)

米原―姫路間は223系新快速網干行き3213Mで、適宜かぶりつきながらの道中。乗車したのは神ホシW9編成、先頭はTc222-1014。

岡山からは、本日遠く鈴鹿の地で行われている鈴鹿8耐に負けじ?と、同時間帯を並行して日本最長距離普通列車、下関行き5361M(糸崎までは1739M)での7時間耐久の旅。
車は広セキN14編成、M115-3514。やった!3000番代だ!

尾道で須磨以来の海に面しての車窓となる。怖い位の青空で、それはいいのだが冷房の効いた電車にすでに15時間以上乗っている、外はどれほど暑いのだろうか・・・たまにホームに降りると東京とは比べものにならないほどの熱波が襲ってくる。天気がいいのは助かるけどよ〜

7時間耐久列車の旅、2時間半経過、糸崎で23分の停車。同行の女史が駅前のスーパーでアイスを買って来たが、食べている時勢い余ってでっかい塊をシャツの上に落としてしまう(+_+) 子供じゃないんだから…ホームの水場で屈んでジャバジャバ洗う。
かつての鉄道の要衝、糸崎は昔日の賑わいをみじんも感じない(といっても、その頃のことを知っているわけではないですがw)、「灼熱の静寂」の中にあった。

線路は三原を過ぎ、海沿いを行く呉線と別れて内陸の山越えへと踏み行って行く。沼田川沿いにグイグイと勾配を登って行く本郷―河内間では、前方に巨大なアーチ橋が!何あれ!? 看板を見たところ、「広島空港大橋」とのこと。また、豪快に金使ってますねえ・・・この写真で見ると、なにやら合成のような非現実的な写りになっているように感じません!?
広島機関区に屯するEF67を横目に、広電宮島線の5000形と併走、岩国を過ぎ海沿いに出た途端、C-40?らしき白い中形機がタイトなオーバーヘッドで20に降りて行くのが見えた…あのターンで降りられるのかなあ?

さらに、沖に目をやれば、「ゆき」と「きり」の護衛艦が2隻で併走しているのが車窓からもはっきり。すかさず、「山陽本線から軍艦を撮る会」の発起人となり、設立総会に続いて第1回例会を開催(さすがにブレブレですからあんまり期待しないで下さいw)。
下松では、日立の工場敷地内にN700系を発見。昨夜のスーパーレールカーゴ、キヤ97から数えてどれだけの乗り物を見ただろう…まさか電車に乗りながら護衛艦を見るとは思わなかった。

岩国から柳井までは、再び瀬戸内海沿いを走る。場所によっては線路がもっとも海岸側、まさに波洗う磯に面している場面もあり、まさに絶景。そしてこの先、南から西へ向かうように線路が向きを変えたところが大畠、鉄道写真の名所である大畠大橋で有名な駅である。間もなく1700になろうとしているが、7月末の西日本ではまだまだ真っ昼間、鈴鹿の方は勝負の行方はどうなったろうか・・・

徳山で10分停車、再度列番が3361Mへと変わる。この後シ〜メ〜食ってる時間はないので、駅弁を調達すべく跨線橋を渡って駅舎へ急ぐも、駅弁業者の店は外…荷物を載せたまま発車の恐怖と戦いつつ、なんとか購入し汗だくになって戻って来た。もう18時間、電車に乗っているだけなのだが、腹は減ったので・・・

穴子弁当950円と

幕の内弁当550円也を購入wwww

小月着1933、一足先に8耐はゴールとなる。昨年、27年ぶりのヨシムラの勝利という劇的な瞬間に立ち会うことができたが、本年はごらんの通り西海への旅の空…結果を知りたくても、モータ―スポーツ、特に2輪に興味ある人間など近年身の周りに1人もおらん。

西への旅は、本当に心細い。東・北日本ならどんな田舎でも「自分の土地」のような気持ちでいられるのに、大阪より西に足を踏み入れると、たとえその晩の宿が決まっていても、まるで外国にでも来たような心細さに襲われるのだ。
いつも在来線で西に向かう時、この本州の西の涯で沈み行く夕陽をおいかける形になる。その夕陽に、いつも胸を締め付けられるような気持ちにさせられるのだ。
そして、こちらの長い戦いにも終わりが訪れた。1953、下関到着。