2011-08-31 今朝の阪堺161形

先週の土曜日に大阪で局地的な豪雨があって、阪堺電車でも運行見合わせがあったそうです。その関係で阪堺電車で不具合車両が出ているらしく、ラッシュ時の運用が冷房車だけでは不足する事態になっています。
これは電停の貼紙で、「相当時間を要する車両点検が必要」なため、ラッシュ時の特定の便について、「161型車(クーラーが搭載されていない)が走行する可能性が高」いというお詫びが掲示されています。多少和らいだとはいえ、まだ朝から気温が高い日もあり、クーラーがない電車では「お詫び」にならざるを得ないのでしょう。
ということで、本日出勤前に住吉まで行ってきました。行こうと思えばいつでも行けるのですが、こういうのは今回初めてです。

貼紙には161形が走る可能性が高いといして、4本記載されていますが、今日はたぶんその計画よりも多くて、161形5両がラッシュ時の運用に就いていました。
具体的には、163号、164号と172号が上町線で、162号と165号が阪堺線で走っていました。この季節、通常だとラッシュ時でも161形が走ることは稀なので、大活躍です。当たった通勤・通学のお客さんには気の毒な話ですが。画像は163号で、場所は住吉の交差、出庫して天王寺駅前まで、折り返して住吉公園から再び天王寺駅前へ向かうところです。

こちらは164号です。上の163号も同じなのですが、新たに車体に取り付けられているのは、交通安全の啓発広告で、この広告が側面の車番を覆っているためでしょう、ドアの上に車番が表示されています。この164号は赤幕なので、1往復で入庫したはずです。
わざわざ電停に「お詫び」が出されているくらいなので、この状況はもうしばらく続くようです。思わぬところで出番が回ってきたベテラン勢、がんばってほしいと思います。
2011-08-07 被爆電車 2011年夏(その3)

昨日帰るつもりだったのですけれとも、夕方広島駅へ行くと、備後赤坂で踏切事故とのことで、架線切断のため当日中の復旧はなし、代行バス運行中とのことでした。そういうことなので、やむを得ずもう1泊せざるを得ないと、もちろん新幹線で帰ればいいわけですが、総合的に判断するともう1泊した方がよかろうということで、市内に引き返して安いホテルを予約し、灯篭流しを見に行きました。
それでこれは今日の画像です。八丁堀で電車を待っていると、宮島口行きのグリーンムーバーの後をトコトコ付いてくる被爆電車が見えました。これも何かの貸切のようです。広島駅行きのグリーンムーバーmaxと並びました。

今日の分は枚数が少ないので、2枚目は後追いです。本来こういう構図の方がいいですね。21世紀の広島の街を行く、被爆電車という感じで。ラッシュ時に一部1号線の単車の運用がないことはないのですが、普段の運用でこのあたりを走ることは、今はごく少なくなっているはずです。70年前の広島を知っている彼と話ができるのであれば、今の街並みが彼の目にどのように映っているのか、聞いてみたい気がします。

そして、これは回送です。直進していったので、たぶん戻ってくるだろうということで、紙屋町で待って撮りました。昨日、一昨日に撮った写真も眺めてみると、曲がってくるところの写真ばかりになっていますが、こういのが好きなんですね。あんまり意識してないけど、私が撮った写真である証ということで、ご容赦ください。
大げさに受け止められると気恥ずかしいのですが、同じ時間を共有している者として、彼らを記録しておきたいという気持ちがあるんですね。他のものもそうなんですが、特に被爆電車については、2両が廃車になったころから、そういう思いが強いように思います。ネット上に置いているということも同じ文脈です。今年も夏の広島へ行って、いろいろなことを考える機会が得られました。それ自体も、私としては貴重な経験であろうと思っています。66年前の夏を想い、御霊の安らかなることをお祈りいたします。
2011-08-06 被爆電車 2011年夏(その2)

5時半に起きて、6時2分の広島駅始発の1号線の電車に乗りました。今日は土曜日なので、朝の出庫両数は少ないです。でも被爆電車は出るだろうと、しかも3号線だろうと、まったく根拠がないわけでもない確信を持って、紙屋町で降りました。
みずほ銀行の前で、半ば寝ぼけて、缶コーヒーを飲みながら明け行く8月6日の広島の街、広島港行きの651号が目の前を通り過ぎたのは6時50分ごろでした。そうすると彼が戻ってくるのは8時くらいになりますが、652号も通るかもしれないので、もう少し待ってみるかということで待っていると、7時18分、紙屋町西電停に西広島行きの652号が滑り込んできました。スジとしては、去年乗った被爆電車とほぼ同じでしょう。今年も乗りました。

西広島での折り返しに再び乗って、戻ります。西広島からは中国放送のカメラマンが乗ってきて、熱心に車内をあちこち撮影されていました。
紙屋町西まで来たところで、8時6分、先ほどの651号も戻ってきていて、被爆電車どうしが出会いました。無理やり1枚の画面に入れて、651号に乗り換えました。と書くとそれだけですが、紙屋町西では乗り換えが間に合わなくて、原爆ドーム前まで走って、そこで乗り換えました。こちらにはNHKのクルーが乗っていました。
8時15分過ぎ、十日市町に停車、黙祷。今日の7時の全国ニュースで、被爆電車車内での黙祷シーンが流れていたらしいのですが、幸い私は映っていなかったようです。別に映っちゃいけないということはないのですが。

また同じように西広島で折り返して、651号に乗せてもらって広島港まで行きました。宇品五丁目でおじさんが降りると、乗客は私だけで、貸切状態になりました。せっかく走っているのだから、式典に来た人なんかに、帰りにちょっと乗ってもらえたらいいのになと思うのですが、そういう人はほとんどいないですね。事前にダイヤもはっきりしないし、あまりたくさんの人が来ても乗れないので、難しいのかもしれませんけど。

651号は昼前に入庫し、652号は朝いったん入庫して、昼過ぎに再度出庫しました。今日は、広島電鉄として、8月6日には被爆電車を走らせるという、明確な意志を感じました。
66回目の8月6日を迎えた被爆電車、それはあの日との連続性を持っているという意味で、そして後世に伝えなければならないことを伝えられる存在として、黙々と走り続ける彼らは、かけがえのないものであろうと思います。毎年思っているようなことですが、今年も改めて思いました。
2011-08-05 被爆電車 2011年夏

今日は平日ですが、今年もやってきました。夏の広島、被爆電車です。早く起きられればよかったのに起きられず、それでも公表されている原水禁の行事予定表にある被爆電車の時間に間に合うように、原爆ドーム前にたどり着きました。
最初に652号が、ちょっと間隔が空いて651号が回送されてきました。おそらく十日市町で折り返す間に間隔が詰まって、相生橋の上で追いつきました。画像はもう少しマシなものが撮れたらよかったのですが、自動車が切れなかったので、事実としてこういうことです。致し方ありません。

原水禁の被爆電車の行事は、何年続いているのでしょうか。ずっと続けてほしいものですが、かつては3両でやっていたこともありました。被爆電車が2両体制になってからは2両貸切で、原爆ドーム前を起点として、皆実町六丁目経由広島駅折り返しで、原爆ドーム前が終点になっています。
今年も例年と同じルートでした。2枚目の画像は、先回りして撮った的場町で本線に合流する652号です。

電車に乗って移動するので、シャッターチャンスには限りがあります。3枚目は、無理やりですが被爆電車2両をひとつの画面に入れたという、652号は先に折り返して回送中、651号はお客さんを降ろしているところ、原爆ドーム前の様子です。
連続して出発したけれども、最後は10分近く間隔が空きました。

最後、千田車庫へ入庫する651号です。
この原水禁の被爆電車の行事は、子どもさん向けなのですが、私は関係者ではないので、毎年同じ子どもさんが乗っているのか、違う子どもさんが乗っているのか、知りません。関係ないのに大きなお世話ですが、被爆電車に乗って、思ったこと、感じたことを、ずっと大事にして大人になってほしいなと思います。
笠谷@電鉄倶楽部
私も駅前始発におりましたのでニアミスですね。私は日比山線で皆実町へ向かいました。
終戦前後の650型については例年動向を確認していますが、例年ほぼ同じスジで走っています。
今年も事前把握していましたが、HPへの掲載が遅れてしまい恐縮です。
千田で8時15分を向かえました。ドーム方向に一礼、車庫にある職員の慰霊碑に一礼してまいりました。
先人のお陰で楽しい鉄道趣味ができることへ感謝して。
来年以降の参考にしてください。
広島港6:49→西広島7:40
西広島7:45→広島港8:36
(以下普通に運用)
日赤前6:01→広島港6:28
西広島6:33→広島港7:21
広島港7:29→西広島8:20
西広島8:25→広島港9:16
(以下普通に運用)
Cat-Tram
>笠谷さん
行かれてましたか。当日は何人かマニアの方もお見受けしました。
運用情報ありがとうございます。確か去年も今年と同じような感じだったと記憶しています。テレビの取材も入るし、事前に被爆電車のスジはに決めているのですね。
私はもともと広島と関係がある人間ではないので、こういう趣味がなければ、広島で原爆の日を迎えるということもなかったかもしれません。それを思うと、これも何かの縁かなと思ったりもします。
2011-06-26 都電の100年
本屋へ行って、鉄道書のコーナーをパトロールしてきました。最近、都電の本が何冊か出ていて、1冊買ってきました。イカロス出版という鉄道関係の書籍を多く手がけている出版社の『都電の100年』という本をご紹介します。
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ホビー・スポーツ・美術 > 鉄道
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,600円
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馬車鉄道の時代から7500形の引退まで、文字どおり「都電の100年」を1冊にまとめた本です。今の荒川線、全盛期に系統の紹介、沿線風景、40年を隔てた定点観測、譲渡車両と保存車両、都電小史といった具合で、内容としては網羅的ですが、見せ方というか切り口というか、巧く構成されているので、類書の中でも目を引く一冊となっています。
小史の最後に荒川線になってからが、市電・都電の時代の3分の1を超えたと書いてあって、そうなのかと改めて思いました。都電荒川線の魅力というのは、東京都内を縦横に走った都電の歴史を今日まで受け継ぎつつ、未来へ向かって走り続けている、そういうところにもあるのではないでしょうか。

車両の冠水が避けられなかったという事は、見る見るうちに水があふれてきたのでしょう。
懐具合の厳しい会社にとって、なかなかつらい出来事ですね。
真夏のモ161形、以前は当たり前の光景でしたが、今となっては「お詫び」を出さねばならないご時世ですね。
ほんとうに頑張ってほしいものです。
意外と言ってはおかしいのですが、かなりの被害が出てしまいましたね。
夏にはクーラーのある暮らしが当たり前になって、電車もそういう世の中の変化に対応してきたわけで、ダイヤの変更予定からして被災車両は3両程度と思われますが、この時期に冷房付きの車両がまとまって運用を離脱するのは、想定外の事態と思われます。
でも、161が控えているおかげで、ラッシュ時の減便という最悪の事態は避けられているのは、不幸中の幸いと言えるでしょう。ここはベテランの意地を見せて、がんばってほしいですね。
夏場であっても車両保守の関係で普段でも161形が2〜3往復朝ラッシュ時に走っているようですが、この状況がまだまだ続くのでしょうか。あと私の記憶では例年9月末で夏季運用が終了となり、10月1日から日中のモ161形運用が復活するはずなんですが、なかなか気温が下がらない昨今の気候との兼ね合いがどうなるのかも気になっています。
はじめまして。コメントありがとうございます。レスが遅くなって失礼いたしました。
4両が修理中ですか。このときの貼紙では161形が3両走るような形になっていたようですが、後日張り替えられて、その他の時刻でも161形が運用に入る旨の断り書きが追加されていました。
電車というのは、床下が水につかってしまうと、簡単に修理できるものではないようですね。
秋以降は例年どおりの運用になると思いますが、まだ朝でも蒸し暑い日もあるので、しばらくは冷房車が中心になるのかもしれません。