宇治茶まつりはじまり

Ccy2005-10-02

宇治川から水を汲みます。宇治橋の出っ張りから。わたし、引っ越し当初、何も知らなくて泥酔していた時にここから川にゲロを吐いてしまいました。ごめんなさい。赤い神主さんがかっこよかった。私の思い、届けっ!(どうも宇治茶青年団の人みたいだけど)


豊臣秀吉宇治川の水を汲んで醍醐寺でお茶席をしていたのがこの宇治川の水汲みの謂われだそうな。
運んでるのはこれ→


そのお水は平等院表参道、塔の島を通って興聖寺に到着。興聖寺、普段は本堂がclosedなのだけど、今日はopenなのでご本尊様が拝めてラッキーでした。


それで事前に宇治茶まつり券を買っておく。
お茶席券(興聖寺
お茶席券(朝日焼)
お茶のみコンテスト(塔の島)
点心(宇治上神社
しめて2500円。結果、安かったと思う。場所代(普段入れないところばっかりだし)、お茶、お茶菓子の美味しさ代を占めても十分もとで取った。ただ、すごく待たないとダメなのは辛かった。

お茶、石臼でひく


茶壺からお茶葉を出して石臼で引いて抹茶を作ります。結構、長く引いてた。そして表千家のトップと思しき千利休スタイルのおじいさんがお茶を一時間ぐらいかけて点てます。わたし、途中、退屈になりました。茶道はスローライフの提案なのだと思う。ある意味、いらちな私が実験でせかせかしてるならば、茶道でも習ってスローペースで丁寧さを重用視するということは大事なのかもしれない。と茶道に関心を持ちつつ、スローペースと固苦しさに勘弁してよって思った。


利休そのまんまのおじいちゃんがお茶を点ててます。でも表千家のドエライ人。

献茶


点てた抹茶をご本尊様へ。読経が始まると同時にギャラリーは抹茶を飲みにぞろぞろ出て行く。うーん、お祭りなんだからお坊さんの読経まで聞いてあげようよって思う。ちなみにギャラリーは茶道関係の人ばっかり。


なので、うちらもお茶席に行ったけど、お手前知らないし、お菓子を乗せる懐紙ってなんのこと?って感じでかなり恥ずかしかった。。。。でも、興聖寺で頂いた御抹茶はあまーくて綺麗な黄緑色で今までの人生の中で一番美味しい御抹茶でした。この時の「うずら」という名のおまんじゅうがあまりに美味しかったのでどこのか?と主に聞いたら、二条駿河屋のおまんじゅうで、実は自分の親戚んちだったりするのでびっくりした。おいちゃん、がんばってるんやー。

洗浄グッズ


茶筅を洗ったり、たぶん、宇治川の水からゴミを越したりする柄杓が置いてある。これも読経、お焼香の最後までつきあった人のみ拝むことができる。このお焼香に使ってるお香、たぶん沈香も最高に甘くていい香りだった。

  

点心食べた。

宇治上神社でもらって朝日焼のお茶席の待ち時間で食べる。


普段は全然入ることのできない朝日焼の茅葺き屋根のお座敷に上がれて大満足。しかし、ここでも茶道関係の人に囲まれてお手前わかんなくてビビリまくる。でも、かっこいい世界。こっちの御抹茶は感激的ではなかった。

朝日焼のぼり窯


朝日焼という陶器の窯。近代的な造りになってるけど、神棚がいっぱいあった。
朝日焼は、土を孫の代まで寝かせて、そして焼いたときに土の中の小さな穴に酸素が入って鉄分が酸化され、さらにそれが還元されていいあんばいの所で止めると鹿の背みたいな斑点ができるそうな。ムズカシイ陶器ですねー。

玉露

いときゅーで玉露


宇治茶まつりのチケット、残された最後の「お茶のみコンテスト」で聞き茶をするも外れる。だって、玉露を熱湯でだすなんて。。。私が外したのは煎茶だけど。ま、普段、熱湯で煎茶を出さないから味がわかんなかったってことにしよう。しかし、あまりにひどいお茶を飲んだので、友達を連れてお口直しに行った。やっぱ、いときゅーの100g5000円の玉露「宇治のしらべ」はうみゃーですよ。いときゅーでは100g7000円の玉露も売ってた。。。



宇治茶まつり。宇治茶大好きの私には大満足のお祭りだったけど、たぶん、二度と行かない。それか茶道を始めたら必ず毎年行きたいと思うだろう。うーん、歌舞伎の後は三味線やりたいと言い、宇治茶まつりの後は茶道やりたいと言い出しそうだけど、結局はやらないのじゃないかなー。ともかく、宇治の神髄まで今日は知ることができて、宇治でやり残したことはだいぶん減った。残るところ、クリティカルなのは茶摘みだな。なので五月までは根性でも宇治に居る予定。